大阪市長プロ野球Vパレード慎重 職員無給募集で議会批判

 大阪市の横山英幸市長は7日、プロ野球阪神とオリックスの優勝パレードについて、来年以降に優勝した場合でも実施は慎重に判断する方針を示した。ボランティアの警備要員として市職員を募った対応に、市議会から批判が出たのを踏まえた。市役所で記者団に「全く無視して来年も実施となると、議会軽視になる」と述べた。

 大阪府と市は11月23日に市中心部で行われたパレードに、職員計約2500人をボランティアとして動員。特定球団への催しに公金を投入する対応に弁護士から懸念が示されたため、市は勤務扱いにしなかった。

 6日の市議会では「今後は勤務扱いにするべきだ」との声が上がった。

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