障害者アートのカレンダー作成 岡山県建築住宅センター

障害者が描いたイラストをあしらったカレンダー

 建築確認や住宅の性能評価などを行う岡山県建築住宅センター(岡山市北区北長瀬表町)は、障害者が描いたイラストをあしらった2024年版カレンダーを作った。自社主催の障害者アートコンテストの最優秀作品を採用。色とりどりの点描で木々や動物をデザインしている。

 カレンダーはA2判のポスター型。イラストは石原明日香さん(岡山市)が「森を守り、森と暮らす」をテーマに緑、黄、赤といったカラフルで緻密な点描を重ねて、木々やトナカイ、ウサギ、鳥などの動物を表現した。同社の窓口で100枚を無料配布(先着で1人1枚)している。

 同社は障害者の社会参加を促すため、アートコンテストを本年度初めて企画。岡山県内から作品を募り、8月に岡山市で開かれた「おかやまSDGsフェア」で応募作品75点を展示し、来場者投票(347票)で入賞を決めた。

 コンテストとカレンダー作成は来年度以降も続ける方針。同社は「障害者アートの魅力を発信するとともに、誰もが輝ける社会づくりに貢献したい」とする。

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