広島市西区「強盗殺人未遂」事件 実行犯の19歳の男が起訴内容認める 「キム」が「殴ったり蹴ったりしないと報酬はあげない」などと指示していたことが判明

去年12月広島市西区の店舗兼住宅に進入し、親子3人に重軽傷を負わせたとされる「強盗殺人未遂」事件で、起訴されている実行犯の19歳の男の初公判があり、起訴内容を認めました。

「強盗傷害」などの罪で起訴されているのは、神奈川県の無職の19歳の男です。起訴状によると男は去年12月、ほかの男らと共謀し、広島市西区の高級時計店兼住宅に押し入り、親子3人に重軽傷を負わせ、およそ2700万円相当の金品を奪った疑いです。

7日、広島地裁であった初公判で、男は起訴内容を認めました。検察側は、「金に困って闇バイトを探し犯行に及んだ上、64万円の報酬を得た」と指摘。一方弁護側は「当時18歳で人格が未成熟だったうえ、精神障害がある」などとして、刑務所ではなく少年院に入るべきとしました。

この事件では、「ルフィ」や「キム」を名乗り広域強盗を指示したとされる男らが関与しており、7日の公判では、「キム」が「殴ったり蹴ったりしないと報酬はあげない」などと指示していたことが判明。更に、事件の実行犯は8人で、被告の男は家に押し入り、住人の男性に暴行を加えていたことが明らかになりました。

【2023年11月7日放送】

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