ドリフ結成60周年記念! 松本幸四郎が「ドリフに大挑戦!」に初出演。加藤茶と“歌舞伎コント”

フジテレビ系では2024年1月1日に「ドリフに大挑戦!ドリフ結成60周年 爆笑大新年会SP」(午後5:00)を放送することが分かった。23年の元日に引き続き、2年連続で“新年初笑い”を届ける。

2021年9月に第1弾がオンエアされた「ドリフに大挑戦!」は大きな反響を呼び、その後も多くのドリフ大好き芸能人が加わり、まさに脈々と“ドリフの世界観”を受け継いできた、ザ・ドリフターズのトリビュート番組だ。第5弾となる今回も、多くの初挑戦メンバーが登場。時をへても色あせない名作コントに臨むするだけでなく、「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系)で視聴者を魅了してきた、過去の爆笑コントを織り交ぜていくことで、“ドリフの笑い”にひたることができる。

1964年9月に結成されたザ・ドリフターズは、「8時だョ!全員集合」(TBS系)や、「ドリフ大爆笑」といった代表作をはじめ、常に日本のお茶の間に笑いを届け続けてきた。体を張ったコントや、実際に観客を入れての公開コントは、放送翌日の学校や職場などで話題がもちきりになるほど、日本中を魅了。今もなおドリフの愛称とともに、国民的グループである彼らが、来年結成60周年という節目を迎える。

そんな記念すべきメモリアルイヤーの幕開けを飾る番組として、常に笑いの最前線を求め続けてきた彼らの背中を見続けた芸人や、幼い頃からドリフという笑いの英才教育を受けてきた芸人など、まさにドリフによって育てられた芸能人による「ドリフに大挑戦スペシャル」。中でも注目は、第5弾にして、ついに「ドリフに大挑戦」メンバーの仲間入りとなる松本幸四郎。歌舞伎俳優として、日本の伝統芸能を持ち前の豊かな演技力で支えている幸四郎が、加藤茶と共に“ドリフのコント”に初めてチャレンジする。

今回、幸四郎とのコントが実現したのは、加藤が放った「幸四郎さんに頼んでみよう!」の一言が発端だったとのこと。元日という新しい年の始まりに届けるのにふさわしいコントは何かと考え抜いた加藤からの“ダメ元”オファーを、「“ドリフ”は育ての親」と語るほどの“ドリフ愛”を持つ幸四郎が快諾。これまでになかった新たな“大挑戦”コントが見られる。

なんと、加藤と幸四郎は“歌舞伎コント”を披露。ドリフの歌舞伎コントといえば、まさに加藤の代名詞的コントの一つ。その完成された笑いに“超一流”が参戦という、いまだかつてないような豪華コラボレーションコントが完成した。

収録後には、これまで数多くの笑いを生み出してきた加藤も「昔から幸四郎さんとコントをやりたかったんです。その念願がかない、すごくうれしくて、高揚感でいっぱいです」と充実の表情を見せ、幸四郎も「まさに夢のような時間だった感じがします」と、これまでにない特別な時間を過ごせたことで、満面の笑みを浮かべる。

そして、コントだけでなく、加藤と幸四郎は、ここでしか話せない“ドリフ”の思い出トークでも大いに盛り上がった。加藤がこれまでに披露してきた“歌舞伎コント”をVTRで一緒に振り返るほか、幸四郎のドリフ愛についても深掘りしていく。まさに“相思相愛”ともいうべき加藤と幸四郎。2人が交わすコントから生まれる軽妙なやりとりや、一流と一流が織り成すぜいたくな笑いに期待が高まる。

今回、夢がかなった加藤は「昔から幸四郎さんとコントをやりたかったんです。その念願がかない、すごくうれしくて、高揚感でいっぱいです」と喜び、「実は今回、お正月、しかも元日1発目と聞いた時に、何がいいかなと考えていたんですが、『幸四郎さんに頼んでみよう!』と思ってダメ元でオファーさせてもらったんです。そうしたらOKの返事が来てすごくうれしかったです」と興奮気味に明かす。

続けて「幸四郎さんの所作は一流ですし、それでいてさらにボケてくれるので、コントから生まれる笑いが大きいんですよ。うまいです。間もいいし、自分の間を持ってらっしゃるので、一緒にやっていても合わせやすかったです」と、幸四郎の笑いのセンスに太鼓判を押す。

そして、「コロナ禍以来、すごく暗い毎日を過ごすこともあったと思うんですが、お正月にこのコントを見て、『ドリフにこういうコントもあるんだな』と、ぜひ覚えてください。そして大いに笑ってください。元日に放送しますので、新たな1年がたくさんの笑顔に包まれるように願っています。よろしくお願いします」と呼び掛けている。

一方の松本は「加藤さんとのコントは本当にうれしいといいますか、まさに夢のような時間だった感じがします。それと同時に始まっちゃったなという感じもしています(笑)」と夢心地のようで、ドリフのコントに挑戦してみて「終わってみると、集中力や瞬発力が必要だなと感じたので、そういう意味ではすごく緊張していた時間だったんだなぁと実感しています」と感想を述べた。

さらに「私は『全員集合』で育った人間ですので、子どもの頃は土曜の夜8時前になると『そろそろだよ』と父に呼んでもらったり、必ず毎週みんなで見ていたという思い出があります。欠かさず見るのと同時に、録画して保存版にもしていたので、ドリフは育ての親ですね。歌舞伎ネタといえば加藤さんでしたので、特に楽しみにしていました」と子どもの頃のエピソードも披露。

最後に「今回、私は誰よりも先に福の初夢を見せていただきましたが、この番組を皆さんにもぜひ見ていただいて、福を皆さんと共有したいと思っております。本当にいい1年になりますことを込めて、思い切ってやらせていただきましたので、楽しんで笑っていただければと思います」とアピールしている。

なお、加藤と幸四郎のほかに、飯尾和樹(ずん)、カンニング竹山、劇団ひとり、近藤春菜(ハリセンボン)、澤部佑(ハライチ)、柴田英嗣(アンタッチャブル)、バイきんぐ、塚地武雅(ドランクドラゴン)、肥後克広(ダチョウ倶楽部)らの出演も決定している。

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