【MLB】エンゼルスが大谷に与える最大の武器は”安心感” 未だ読めない大谷の去就についてエンゼルス番記者が分析

写真:今オフの目玉である大谷翔平

日本時間12月7日、今オフにトレードが有力視されていたフアン・ソトのトレードがあるなど、動きのある1日となった。しかしながら、大谷翔平に関する情報はいまだに少ないままである。そんな中、メジャーリーグ公式HP『MLB.com』では、エンゼルス担当のレット・ボリンジャー記者が大谷の去就について言及している。

現在、テネシー州ナッシュビルで開催されているウインターリーグでは、関係者の多くが「大谷はエンゼルスと再契約するだろう」と語っていたが、その理由としてボリンジャー記者は、「エンゼルスが大谷に提供できる最大の利点は、安心感と組織に何を期待できるかを知っていることだろう」と伝えている。そのため、エンゼルスは大谷の契約先の候補に入っている。そして、ブルージェイズとドジャースも大谷の移籍先として報じられている。また、カブスとジャイアンツも興味を示していると言われているが、大谷が真剣に移籍を検討している球団はいまだ不明である。

エンゼルスは、大谷の代理人であるネズ・バレロ氏の徹底した情報統制により、メディアの前で大谷のことについて話そうとしない。そのため、どこまで大谷と話しているのかは不明のままだ。その一方で、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、数日前に大谷と話す機会があったことを明かしている。ブルージェイズは公の場で発言していないものの、フロリダのスプリングトレーニング施設で面会したと報じられている。

大谷については多くのことが不明である。確かなのは「大谷が多くの球団に求められていること」である。その中でボリンジャー記者は、「29歳の大谷は、9月にヒジの手術を受けてリハビリをする必要があるため、エンゼルスが最も居心地が良いと判断する可能性がある」と伝え、「その場合、2年か3年後にオプトアウトし、健康な状態になってから新しい契約を結ぶチャンスを得るのが筋だろう」と報じている。

また、『MLB.com』のジョン・モロシ記者も、大谷は12月10日までに決断を下すだろうと報じている。果たして結論はいつ出るのだろうか。

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