ふるさと納税 締め切りまであとひと月 2023年の寄付は観光・体験型の人気が加速

テレビ愛知

2023年のふるさと納税の申し込み期間も残りひと月を切りました。駆け込み需要を取り込もうと自治体も返礼品のPRに努めています。

岐阜県、養老町です。毎年12月は「ふるさと納税」の申し込みが多いといいます。

養老町町役場 羽根田沙紀さん:
「一番、駆け込み需要があるのが12月。たくさんの方から寄付が入っています」

返礼品で特に人気なのが飛騨牛です。

養老町は飛騨牛を扱う精肉店や焼肉店が多い町。精肉店では、返礼品の梱包作業などに追われていました。2023年の寄付の申し込みも残りひと月を切ったことから、養老町では町ならではの返礼品のPRに力を入れています。

町内にはヤクルト・村上宗隆選手のバットを製造しているミズノテクニクスの工場があるため、村上選手モデルのバットも返礼品の1つ。

さらに今の将棋人気にあやかろうと職人が1つ1つ手作業で再現した金属の将棋の駒も用意されています。

羽根田さん:
「返礼品を通してみなさんに養老町という名前をまず知ってもらいたい」

一方、ふるさと納税の総合サイト、ふるさとチョイスは7日、2023年の寄付の動向を発表。

サイトを運営するトラストバンクの川村憲一社長は特徴として、3つのポイントを挙げました。

・新型コロナウイルスの行動制限の緩和で、観光・体験型の返礼品の人気が加速
・中国などの海産物輸入禁止を受けて漁業事業者への支援や物価高騰を受けての日常必需品への寄付が増加
・10月の施行ルールの改正で「駆け込み寄付」が増加

と説明しました。

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