町田FWエリキが2代目のJ2MVPを受賞! シーズン途中に全治8カ月の重傷もチームのJ2優勝&J1昇格に大きく貢献

シーズン途中で重傷もMVPのエリキ[写真:©超ワールドサッカー]

Jリーグは7日、2023J2アウォーズが行われ、2023シーズンの明治安田生命J2リーグの最優秀選手(MVP)が発表。FC町田ゼルビアのFWエリキが受賞した。初受賞となる。
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エリキは2019年夏に横浜F・マリノスに加入すると、2021年2月に中国スーパーリーグの長春亜泰へ完全移籍。2023シーズンから町田に完全移籍で加入した。

3年ぶりにJリーグに復帰することとなったエリキ。第4節で町田での初ゴールを記録すると、その後もコンスタントに得点を重ね、30試合で18得点を記録。しかし、第31節の清水エスパルス戦で負傷した。

左ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷、内側側副じん帯損傷の重傷と診断され、全治は8カ月と診断。その後の試合に出場はできなかったが、チームのJ2優勝、J1昇格に大きく貢献していた。

エリキはJ2アウォーズにブラジルから参加。受賞についてコメントしている。

「我々の偉大なキャプテンのマサ(奥山政幸)が代わりにトロフィーを受け取ってくれて感謝しています。キャリアの中でも数々のレベルの高いキャプテンを務めた選手たちと主にプレーしたり対戦したりしましたが、特にマサは素晴らしいキャプテンだと思う」

「自分はクラブに半年間プレーしたが、残念ながらケガをしてしまいましたが、今回この賞をいただけたことを感謝します。キャプテンのマサ、チームメイト、黒田監督、藤田社長、原GM、町田市民の皆さんに感謝したいと思います」

MVP受賞の要因については「まずは僕たちが今シーズンやってきた仕事、その成果だと思っている。日々のトレーニングの中で、スタッフ、選手が一丸となってハードワークした結果、この賞が得られたと思っているので、みんなに本当に感謝しています」とコメント。チームメイトなど周りの人のおかげだとした。

授賞式では妻からのメッセージがサプライズで登場。エリキは「サプライズで弱さをつかれてしまいました」と涙するシーンも。「まず、自分の家族は本当にいつも自分のことをサポートしてくれて、感謝していますし、町田ゼルビアのファミリーも僕の新しい家族です」と語り、「僕の家族は子供たちも含めて町田ゼルビアのユニフォームを着て応援してくれますし、妻、母もMVP受賞を喜んでくれていると思います」と、家族を含め、支えられてのMVP受賞となった。

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