2023シーズンのJリーグMVPに輝いたヴィッセル神戸FW大迫勇也。
今や完全に神戸の選手というイメージが定着したが、その前にはドイツ・ブンデスリーガで3つのクラブに所属していた。
ブンデス時代は苦闘の連続だったという印象だが、そんな中でも大迫が輝きを放ったシーズンとそのユニフォームを振り返ってみたい。
1860ミュンヘン
1860ミュンヘン 2013-14 Uhlsport ホーム ユニフォーム
大迫にとって初の海外移籍は、当時ドイツ2部リーグに所属していた1860ミュンヘン。1部リーグではバイエルン・ミュンヘンと「ミュンヘン・ダービー」を戦うチームだ。
2014年1月に鹿島アントラーズからミュンヘンの古豪に加入し、15試合で6得点3アシストを記録。ここでのプレーが認められた形で、翌シーズンに早くも名門ケルンへのステップアップが実現する。
1860ミュンヘン時代のユニフォームはUhlsportがサプライヤーで、ホームは80年代以降に使われることが増えたストライプ柄。胸スポンサー企業はドイツの自動車会社フォルクスワーゲン(VW)だが、胸ロゴは「Think Blue」に。これは環境への配慮をアピールするVW社のキャンペーンだった。
1.FCケルン
1.FCケルン 2016-17 Erima ホーム ユニフォーム
2014年1月の1860ミュンヘン加入から、わずか半年で名門ケルンへの移籍が決定。3シーズンぶりのブンデスリーガ1部を戦う上での戦力として獲得に動いた結果だった。
そのケルンでは14-15から17-18までの4シーズンでプレーし、記録は公式戦120試合で19得点18アシスト。移籍3年目の16-17シーズンはブンデスリーガで7得点し、リーグ5位に貢献している。
ケルン時代のユニフォームは全てドイツのスポーツメーカーErima製。ケルンのユニフォームではお馴染みとなった胸スポンサー「REWE」は、地元ケルンに拠点を置くドイツのスーパーマーケットチェーンだ。
ヴェルダー・ブレーメン
ヴェルダー・ブレーメン 2019-20 Umbro ホーム ユニフォーム
17-18シーズンでケルンが2部に降格したこともあり、18-19シーズンは数々の名選手を輩出した名門ヴェルダー・ブレーメンに移籍。2021年8月にヴィッセル神戸へ加入するまで公式戦85試合で15得点8アシストを記録した。
2年目の19-20シーズンは32試合9得点(リーグは28試合8得点)で、ケルン時代の16-17シーズンとともに記録面では現時点での欧州リーグにおける最高のシーズンとなった。
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ユニフォームはUmbroらしいシンプルでクラシックなデザイン。ロゴデザインが印象的な当時の胸スポンサー「WIESENHOF」は、大手家禽(鶏肉系)会社。ユニフォーム全体的に色数を減らして統一性を持たせている。
今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。