「涙なしに見れない」趣里演じるスズ子のステージに視聴者鳥肌

大阪・福島の銭湯で生まれ育ったヒロインがやがて昭和を代表する大スターにまで成長する連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。12月7日に放送された第49回では、合同音楽会でスズ子が披露した『大空の弟』と『ラッパと娘』のステージシーンがSNSを中心に話題となっている。

新しい楽曲『大空の弟』を歌うスズ子(趣里)(C)NHK

作曲家の羽鳥(草彅剛)の提案で、スズ子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)の合同音楽会が開催される。スウィングの女王・スズ子とブルースの女王・りつ子の共演は話題を呼び、客席は満員に。

父・梅吉(柳葉敏郎)も見守るなか、スズ子は亡き弟・六郎(黒崎煌代)のことを歌った曲『大空の弟』を熱唱。六郎のことを思い泣き崩れるスズ子だったが、なんとか立ち上がり『ラッパと娘』を歌い上げ、会場は大歓声に包まれるのだった。

羽鳥がスズ子と六郎のために作った『大空の弟』がお披露目された今回の放送。さらに、六郎の戦死以来スズ子が歌えなかった『ラッパと娘』が続けて披露され、2曲のステージシーンに称賛の声が上がっている。

SNSでは「最高すぎて涙と鳥肌がとまらん」「『大空の弟』があっての『ラッパと娘』に、こんなに深みが出るなんて」「全編涙なしに見れなかった」「すごい回だったなぁ」など感嘆の声が相次ぎ、X(旧ツイッター)では「大空の弟」「ラッパと娘」「スズちゃん」「趣里ちゃん」など関連ワードが続々とトレンド入りした。

番組の公式Xは、「『大空の弟』は当時の歌唱音源や映像が残っていません。そのため、幻の曲と言われていました。 現存するのは楽譜のみ。それも見つかったのは2019年のことでした。今回はできるだけ楽譜に忠実に再現を試みました」と投稿。公式YouTubeでは、『大空の弟』のフルバージョンも公開されている。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。12月8日放送の第50回では、合同音楽会は大成功をおさめ、スズ子は梅吉と親子水入らずで話をする。

文/つちだ四郎

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