【MLB】エンゼルス番記者がエ軍の3つのニーズを紹介 2014年以来のポストシーズン進出を目指す

写真:大谷とともにエンゼルスを引っ張ってきたトラウト

日本時間12月7日、メジャーリーグ公式HP『MLB.com』では、エンゼルス担当のレット・ボリンジャー記者がエンゼルスのニーズについて3つ紹介している。

1. 先発投手
エンゼルスは今シーズン、先発投手に安定性に欠けた。先発投手の防御率は4.47でメジャー19位という結果であり、前年のメジャー6位と比べ、大きく成績を落とした。勝利数においても、2桁勝利に到達したのは、途中離脱した大谷のみであり、次点はサンドバルとキャニングの7勝であった。

ボリンジャー記者は、「エンゼルスはすでにパトリック・サンドバル、リード・デトマーズ、タイラー・アンダーソン、グリフィン・キャニング、チェイス・シルセスを擁するローテーションに、ベテランの先発投手を加える可能性がある。大谷と再契約した場合でも、大谷は肘の怪我のため、2024年シーズンに登板できない。そこで、エンゼルスは5人のローテーションを採用する可能性が高い。先発投手の層を厚くすることは理にかなっている」と伝えている。

2. 中継ぎ投手
エンゼルスは今シーズン、安定した中継ぎ投手がほとんどいなかった。中継ぎ投手の防御率は4.88でメジャー25位であった。強いて言うなら抑えのエステベスであるが、大荒れする日も多くあったのが現状である。

ボリンジャー記者は、「エンゼルスは11月26日にアダム・コラレックと1年契約を結び、火曜日にはルイス・ガルシアと1年契約に合意したと報じられている。また、右腕アダム・シンバーとも1年契約に合意したと関係者はいう。しかし、もっとブルペンには助けが必要かもしれない」と伝えている。

3. ユーティリティプレイヤー
エンゼルスは今シーズン、野手のケガが目立った。オホッピーはシーズン序盤に負傷し、その他にもレンヒーフォやレンドン、トラウト、ウルシェラ、トラウトなど多くの選手が戦列を離れた。また、ウォードのような不運なケガもあった。

ボリンジャー記者は、「エンゼルスは、昨年のジオ・ウルシェラのように複数ポジションをプレーできる選手を必要としている。特に最近のシーズンはスター選手のマイク・トラウトやアンソニー・レンドンがケガに苦しんでいたため、球団はユーティリティさを求めている。外野のポジションをすべて守れる選手をもう1人追加することは、理にかなっているだろう」と伝えている。

エンゼルスはこれらのニーズを満たし、2014年以来のポストシーズン進出を果たせるだろうか。言うまでもなく、ポストシーズンに出場しなければ、ワールドシリーズ優勝はできない。

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