静岡大学と浜松医科大学の統合・再編を巡り、浜松市が主導で結成した期成同盟会の会合が開かれ、浜医大の今野学長は「静大の１大学２校案は議論できない」と語りました。
この会合は、静大側が当初の合意とは異なる「１大学２校案」を大学の正式案とする方針を固めたことを受け、両大学の学長に現状の説明を求めるために開かれたものです。
しかし、静大の日詰学長は欠席し、代わりに浜松キャンパスの学部長らが状況を説明。
学内で先月から１大学２校案の説明会が開かれているが、改めて一刻も早い合意書通りの再編を進めたいと述べました。
一方、浜医大の今野学長は「１大学２校案では独立性に法的根拠を担保できない」とし、この案は合意書の範囲外と説明しました。
浜松医科大学 今野弘之学長
「（１大学２校案が）もし提案されても議論という形がとれるかというと、かなり難しい」
