「今年の一皿」は『ご馳走おにぎり』 静岡・三島市の「おにぎり専門店」イチオシは漬け卵黄と焼きチーズ

その年の世相を象徴する食を選ぶ「今年の一皿」が4日発表されました。去年の「冷凍グルメ」に続き、今年は「ご馳走おにぎり」が選ばれました。ご馳走おにぎりとは、具材が外にはみ出すほど、ダイナミックで豪華な見た目をしたおにぎりのこと。今年は小麦の価格が上がったなどの背景もあり、空前の“おにぎりブーム”が到来。国内のおにぎり専門店の新規出店は、去年の1.5倍に増えました。このように、米の消費を後押ししたことも年間大賞に選ばれた理由の一つです。

“おにぎり人気”は県内でも…。

白鳥衛記者:「こちらのおむすび専門店では、多い日には昼だけで50人ほどが訪れるといいます。お店イチオシの“ご馳走おにぎり”はこちらの漬け卵黄と焼きチーズです」

三島市のおにぎり専門店「オニギリ ダルマ」。去年7月にオープンしました。元々楽器店で働いていた夫婦が営むオシャレな店内。お昼時にはお店の外に行列ができる人気店です。実際にお店も“おにぎりブーム”の高まりを感じていたといいます。

宮澤大輝さん:「観光客がおにぎりを食べにくるというのはブームの影響もあると思う。徐々に流行ってきている実感はあったが、今年の一品に選ばれて私たちもうれしい」

提供しているおにぎりはなんと30種類。中でもお店イチオシの“ご馳走おにぎり”は「漬け卵黄」。一晩中、特製の醤油ダレに漬けた卵黄をおにぎりの中と上にトッピングした贅沢なひとしなです。

さらに、こちらの「焼きチーズ」もおすすめ。もち麦と白米をブレンドしたものを醤油ベースで味付け。お米とチーズの相性が抜群です。

担当者:「色んな所でおにぎり専門店が新しくできたことは、テレビなどで見て知っているので、このブームがより大きくなればいいと思うし、長く続いてくれればいい」

(12月5日放送)

© 静岡朝日テレビ