中国の大手タイヤメーカーがベトナムでの生産を拡大している。「アドバンス」「サムソン」のブランドでトラックやバス用のタイヤを生産する貴州輪胎（貴州タイヤ）は南部ティエンザン省のトラック用タイヤ工場を拡張中だ。６日付トイチェー電子版が報じた。
貴州タイヤのティエンザン工場は総投資額４億米ドル（約588億円）近く。2017年から建設を進めた工場は、今年これまでに約120万本を出荷。引き続き生産力を増強し、来年は工業用車両のラジアルタイヤ10万本、農機用タイヤ５万本も生産する。
同じく中国大手の山東昊華輪胎（山東ハオフア・タイヤ）は、南部ビンフオック省ホンクアン郡ミンフン・シキコ工業団地の43ヘクタールの敷地に工場建設を準備中だ。来年第１四半期（１～３月）に着工し、25年第３四半期（７～９月）の稼働を目指す。年産能力は1,440万本で、トラック用オールスチールラジアルタイヤやセミスチールラジアルタイヤを生産する。
