グッズで絶滅危惧種知って 名古屋・東山動植物園

絶滅危惧種の動物の形や色を細かく再現したクッキー=11月、名古屋市の東山動植物園

 名古屋市の東山動植物園が、お菓子や雑貨などオリジナルのグッズを通じ、絶滅危惧種の動物について知ってもらう取り組みに力を入れている。11月には飼育員らが監修し、動物の形や色を細かく再現した39種類のクッキーを期間限定で販売し、好評を得た。担当者は「今後も面白い企画に取り組んでいきたい」と話している。

 同園は飼育する約450種の動物のうち、少なくとも130種が国際自然保護連合(IUCN)の指定した絶滅危惧種だ。種の保存や野生生物の生態に関する理解を深めてもらおうと、趣旨に賛同した民間企業と協定を結び、グッズを販売する取り組みを2013年4月に始めた。

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