おもちゃ美術館が大幅リニューアル! 2025年開業 プレイルームは4倍・玩具は20倍・「卵プール」は5倍に 沖縄・国頭村

 沖縄県産の木材を使ったおもちゃを楽しめる「やんばる森のおもちゃ美術館」(国頭村辺土名、多田千尋館長)が、2025年4月に大幅増築してリニューアルオープンする。

 同館は国頭村が所有し、NPO法人芸術と遊び創造協会が指定管理を受けて運営している。24年度にも着工し、施設面積は250平方メートルから約800平方メートルに、おもちゃを使って遊べるプレイルームは約4倍の広さになる。総工費は約4億円。国の沖縄振興特別事業推進費を使い、8割補助を受ける。

 おもちゃは現在の千点から2万点に増やす予定。琉球料理を模した県産木材のおままごとセットや、沖縄の伝統的な建築様式のプレイハウスなどを作るという。施設名物のリュウキュウマツを使った卵プールも4千個から2万個に増やす。増築工事中も開館する。

 多田館長は「五感を通して沖縄や琉球文化を体感できる施設になる。沖縄を代表するチルドレンズミュージアムを目指したい」と抱負を語った。(北部報道部・松田駿太)

リニューアルする「やんばる森のおもちゃ美術館」の完成イメージ図(提供)

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