山本由伸の争奪戦 最終的にはヤンキースとメッツによる一騎打ちか

ヤンキースはレッドソックスとのトレードでアレックス・バーデューゴ、パドレスとのトレードでフアン・ソトを獲得したことによって外野手補強を完了。今後は投手補強に注力するとみられており、特にゲリット・コール以外に計算できる投手のいない先発陣が最大の補強ポイントとなっている。そんなヤンキースが「ナンバーワンの補強ターゲット」に挙げるのが山本由伸。日本球界から海を渡る25歳の右腕をめぐり、同じニューヨークを本拠地とするメッツとの熾烈な争奪戦が予想されている。

「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者が関係者から得た情報によると、ヤンキースは現地時間月曜日(12月11日)に山本と面会する予定となっているようだ。一方、山本争奪戦におけるヤンキースの最大のライバルと目されるメッツは、スティーブ・コーエン・オーナーとデービッド・スターンズ編成本部長が日本を訪れ、すでに山本との面会を済ませていることが明らかになった。MLB公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が関係者から得た情報として報じている。

ほかにも山本の獲得を狙うチームは多く存在するが、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、今オフの移籍市場における「最高の先発投手」である山本をめぐる争奪戦は、ニューヨークを本拠地とする2チームによる直接対決となる可能性が高いという。モロシ記者は、ほかの獲得候補チームとしてドジャース、レッドソックス、カブス、ジャイアンツをリストアップ。米メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者は、メッツ、ヤンキース、ジャイアンツ、ドジャース、ブルージェイズのほかに、山本獲得を狙う「正体不明の2チーム」が存在することを伝えている。

ある関係者は「最終的にはヤンキースとメッツによる一騎打ちになるだろう」とコメント。「両チームとも山本を本当に必要としている。だから本気で獲得を狙っているんだ。楽しみに待っていよう。とても面白いことになるだろう」と激しい争いになることを予想した。

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