カレーの〝伝道者〟諭吉ゆかりの中津で味比べ楽しんで 10日に博覧会、スタンプラリーも【大分県】

カレー博覧会のチラシ。「余輩も、さまざまなコルリを食するべし」と諭吉が言ったとか、言わなかったとか

 【中津】英単語の「Curry」を「コルリ」として日本に伝えた福沢諭吉のゆかりの地・中津市で10日、「諭吉カレー博覧会」(市主催)がある。会場のJR中津駅名店街で市内外のカレーの味比べが楽しめる。諭吉カレースタンプラリーも同日から始まる。

 諭吉は1860年に幕府の使節で渡米し、中英辞典「華英通語」を購入した。帰国後に和訳を追加して出版した「増訂華英通語」で、Curryをコルリと、初めて日本の文字で表記したとされる。

 会場には市内6店と宇佐市、福岡県豊前市から各1店の計8店が並ぶ。カレーチケット3枚、ご飯1皿のセット(千円)を購入し、好きなカレーを選ぶ。カレー300円、ご飯100円で追加もできる。午前11時から午後3時まで。

 スタンプラリーは、中津市内でカレーを提供する16店を巡って応募する。抽選で当たる賞品は、訪れた店数で異なり、最多の10店はラリー参加店の食事券1万円分。来年3月10日まで。

 問い合わせは運営担当の「NOAS FM」(0979.27.0786)。

× × ×

 参加店は次の通り。

 【カレー博】▽中津市 諭吉コルリ、ふくとん、ディパ、プシュカール、ニルヴァーナ(以上はスタンプラリーにも参加)陽だまり▽宇佐市 アレリーハウス▽豊前市 豊前商店

 【スタンプラリー】シールドベースヤナリ、門前茶屋のどか、キャロット、たまごキッチンママン、ほのぼの茶屋、音猫、オーガニックカフェシエル、ピッコロⅡ、すっぽんカレーまる、喫茶ロッシュ、エルティカフェ大分中津店

© 有限会社大分合同新聞社