「ジャパン・ケーキショー」で銅賞獲得 智泉福祉製菓専門学校の緒環さん、小井手さん【大分県】

「ジャパン・ケーキショー東京」に出品した智泉福祉製菓専門学校の6人。銅賞を受賞した緒環夢子さん(右から2人目)と小井手美里さん(左端)

 【大分】智泉福祉製菓専門学校(大分市荏隈)の製菓製パン学科の2年生2人が、日本最大級の洋菓子コンテスト「2023ジャパン・ケーキショー東京」で銅賞を獲得した。同コンテストで2人が入賞したのは2006年以来の快挙。

 5月に県大会があり、校内の上位6人が同コンテストのエコール部門にマジパン細工(直径23センチ、高さ20センチ以内)を出品。緒環(おだまき)夢子さん(20)と小井手美里さん(20)の作品が銅賞に選ばれた。コンテストは10月30日~11月1日に東京都で開かれ、10部門に計約1500点の出品があった。

 同科では2年次から授業でマジパン細工を学ぶ。イメージ通りの色を出すのが難しく、事前に考えたデザインと同じように作るには工夫や練習が必要という。出品した作品は夏休みから制作を始め、約2カ月かけて完成した。

 緒環さんはウエディングをテーマに制作した。「結婚式の幸せな雰囲気を表現した。今までで一番良い作品ができた」と笑顔。小井手さんはフランスの街並みをイメージ。「花束を持ってサプライズしている様子を表現した。華やかな作品になり、満足している」と話した。

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