「試合中に笑うな!」ヴィッセル神戸、優勝を決めた名古屋戦で「武藤嘉紀と大迫勇也がブチ切れたワケ」

毎週木曜日に『DAZN』で更新されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回は2023年のJリーグを制覇したヴィッセル神戸の酒井高徳、武藤嘉紀、山口蛍、そして大迫勇也の4名をゲストに迎えて行われた。

優勝を決めた名古屋グランパス戦では、試合序盤に2得点を立て続けに決めたものの、そのあとユンカーにゴールを許し、苦しい戦いになってしまった。その際にはなんと大迫勇也と武藤嘉紀が激昂していたという。

内田「優勝が決まった名古屋戦のハーフタイムに、大迫さんと武藤さんが喝を入れたという噂が…」

酒井「これもね、普通なんですよ!俺らからしたら」

武藤「2得点したあとに、何人かの選手がコーナーキックのときに笑ってたんですよ。『勝ったんじゃないか』みたいな感じで。

その時に注意したんですよ。集中しろと。そうしたらすぐに失点しちゃって。

試合中に慢心するようなことをした直後にそうなったから、ここは一回入れておかなければいけないなと思って、ガッツリ言いました。

『試合中に笑うな』と。本気で言いました。『全て終わってから、やり切ってから笑え』と。サコくんはそのあとに『集中していない選手がいるから、こんなんじゃダメだ』って」

内田「サコってそういうこと言うんだね」

武藤「この4人の中だったらサコくんが一番言いますよ。海外から帰ってきて変わったんだと思いますよ。

代表でも淡々と仕事してたじゃないですか。でもチームとして勝ちたいという気持ちがあって、変わってきたんだと思います」

後にスタジオへとやってきた大迫勇也は「でも、言うのは疲れますよ。言いたくはないです、本当は。でもこのままじゃヤバイなと思っちゃうんで…ただ結構高徳が言ってくれるんで」と話していた。すると…。

山口「高徳塾といわれるくらい…」

酒井「(笑)オレは5年神戸にいますけど、サコ(大迫勇也)やよっち(武藤嘉紀)が来るまでは、言うタイプが自分しかいなかったんですよ。

だから、言いながら途中でキョロキョロして『これ…大丈夫だよな』って思うくらい浮いちゃってたから(笑)」

大迫「アンドレス(イニエスタ)も、なんにも言わないもんね」

酒井「周りから『そうだよ!』みたいな同意がなかったんで…。

だからさっきのハーフタイムの話もそうだけど、オレも便乗して『そうだ!そうだ!』って言ってたんで(笑)

(大迫は)疲れるって言ってましたけど、オレは逆に疲れなくなりましたね。みんなが言ってくれるから」

大迫「海外は個人だから、自分だけ頑張ればOK。でも日本ではそうではないから、やっぱり疲れるよね」

【関連記事】あの伝説的なレジェンドたちが査定!「プレミアリーグ史上最強の闘将トップ10」を選んだらこうなった

かつては厳しく指摘する選手が酒井高徳しかおらず、時には浮いている状況になっていたという。現在は大迫勇也や武藤嘉紀も「物言うベテラン」として彼を助けているようだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社