栃木県内のインフルエンザ患者数 前週より減少したものの依然高水準

 栃木県は12月7日、インフルエンザの感染状況を発表しました。12月3日までの1週間に報告された新たな感染者の数は1つの医療機関あたり27.66人で、県は先週から警報を出し、感染防止対策を呼びかけています。

 県は、県内6つの保健所の管内にある76の定点医療機関から1週間に報告のあったインフルエンザと新型コロナウイルスの新たな感染者の数を、毎週木曜日に発表しています。

 インフルエンザの11月27日から12月3日までの1週間に報告された感染者の数は、2102人で1つの医療機関あたり27.66人でした。感染者の数は前の週より減少しましたが県は警報を継続し、感染防止対策を呼びかけています。

 年代別では、多い順に10歳未満が1023人、10代が641人、30代が116人40代が107人となっています。また、県教育委員会によりますと11月27日から12月1日までの5日間で、県内の公立の小学校や中学校、それに高校の延べ95校で学級閉鎖などの対応が取られました。

 続いて新型コロナウイルスの感染状況では、11月27日から今月12月3日までの1週間に報告された感染者の数は216人でした。1つの医療機関あたりでは2.84人になり6週ぶりに増加しました。クラスターは医療機関で3件、高齢者施設で2件、障がい者施設で1件確認されました。

 また、風邪の一つ「咽頭結膜熱」も感染が続いています。11月27日から12月3日までの1週間に報告された感染者の数は136人でした。1つの医療機関あたりでは2.83人で特に宇都宮市では6.27人、県南地区は3.45人と前の週から警報が続いています。

© 株式会社とちぎテレビ