キムタク主演映画「レジェンド&バタフライ」 兵庫・加東市などがロケ地大賞にノミネート

朝光寺で行われた映画「レジェンド&バタフライ」のロケ風景(加東市提供)

 木村拓哉さんが織田信長役で主演した映画「レジェンド&バタフライ」(大友啓史監督)と、ロケ地の一つとなった兵庫県加東市などが、「第14回ロケーションジャパン大賞」にノミネートされた。作品には国宝・朝光寺(加東市畑)を比叡山延暦寺に見立てて撮影された合戦シーンが登場する。同市の観光関係者らが盛り上がりに期待している。

 映画は信長と妻・濃姫の夫婦の絆を軸に描かれ、濃姫を綾瀬はるかさんが演じた。朝光寺でのロケは本堂などが使われ、大勢のロケ隊や俳優が訪れた。

 同大賞は、ロケ地を通じて地域活性化を応援する雑誌「ロケーションジャパン」(地域活性プランニング発行)が毎年主催し、今回は映画やドラマなど33作品と、その舞台になった延べ65地域がノミネート。「レジェンド-」では加東市のほか、同県丹波篠山市や養父市、滋賀県、同県甲賀市もロケ地として候補になった。

 一般投票できるウェブアンケート(今月10日まで)や、有識者の審査により来年2月に結果が決まる予定。加東市商工観光課は「作品をきっかけに地元を訪れてくれる人を増やしたい。今後もロケ誘致を進めたい」としている。(岩崎昂志)

© 株式会社神戸新聞社