古民家活用、保護猫カフェに 「ねこの蔵」佐賀県鹿島市肥前浜宿にオープン 譲渡活動、触れ合いの場にも

古民家を改装してオープンした保護猫カフェ「ねこの蔵」=鹿島市古枝

 築100年以上の古民家を改装した保護猫カフェ「ねこの蔵」が2日、鹿島市の肥前浜宿酒蔵通りにオープンした。猫との触れ合いの場を提供し、新たな飼い主への譲渡活動を行う。運営者は「不幸な猫を減らすとともに、猫に癒やしてもらう場所にしたい」と願いを込める。

 猫の保護活動に取り組むメンバーらでつくる「かしま浜宿保護猫カフェ実行委」(横内久美代表)が運営する。空き家になっていた古民家をリフォームし、猫と遊べる猫ルームや飼育設備、レンタルスペースも併設した。旅行や入院の際に一時的にペットの猫を預かるサービスも有償で行い、猫雑貨の販売もある。

 横内代表は「猫が幸せに暮らしていけるよう、このカフェがきっかけになって、次の飼い主につないでいきたい」と話す。猫の世話をするボランティアも募集している。

 正午から午後5時まで営業し、定休日は水、木曜。猫ルームの定員は5、6人程度で、小学生未満は入室できない。利用者には任意で協賛金を依頼している。問い合わせは実行委、電話0954(60)5770。(山口源貴)

© 株式会社佐賀新聞社