鹿児島県で開かれた一輪車の九州大会「第27回サイクルシティ南さつま小学生一輪車大会inかごしま」のグループ演技で、県一輪車クラブ「SAGAポップテン」(佐賀市)が16連覇を果たした。
手をつないでトンネルをつくった2人の間を、他の選手たちが連続でくぐり抜けるなど、3分半の演技時間の中で難易度の高い技を次々に成功させた。リーダーの森永美空さん(小中一貫校富士校小学部6年)は「難しい技が成功した時はうれしかった。優勝できるか不安だったけど、名前を呼ばれて、それまでの緊張がほぐれた」と喜んだ。
江口英子監督は「毎年追われる立場で、技も年々難しくなっている。子どもたちは相当なプレッシャーの中、よく頑張ってくれた」とたたえた。
チームは5年生以下に代替わりし、来年3月の西日本大会で優勝を目指す。森永さんは「まだ1回のミスでおどおどしてしまうことが多いので、失敗を恐れずに挑戦してほしい」と新チームにエールを送った。(山田宏一郎)