ソト獲得で外野手補強を終えたヤンキース 次は山本争奪戦に全力か

今年のウィンター・ミーティングは最終日にフアン・ソトを含む大型トレードが成立し、全日程を終えた。ヤンキースは2件のトレードで3人の外野手を獲得しており、ブライアン・キャッシュマンGMが「左打ちの外野手を2人獲得したい」と話していた目標を達成。外野手補強が完了したため、コディ・ベリンジャーの争奪戦からの撤退が確実となっており、今後は投手補強に注力するとみられる。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者はヤンキースの今後の動きを展望している。

フェインサンド記者は「ヤンキースは強打者ソトの獲得に成功し、次は山本由伸の獲得に注力することが予想されている」とリポート。関係者から得た情報として、ヤンキースが現地時間月曜日(12月11日)に山本と面会し、契約交渉を行う予定であることを伝えている。

ヤンキースはパドレスとのトレードでソトとトレント・グリシャムを獲得しただけでなく、レッドソックスとのトレードでアレックス・バーデューゴも手に入れた。これを踏まえ、フェインサンド記者は「左翼ソト、中堅アーロン・ジャッジ、右翼バーデューゴというスタメンになる可能性が高い」と予想。グリシャムについては「4人目の外野手となり、試合終盤の守備固めを務めるケースも出てくるだろう」とした。

3年連続沢村賞&パ・リーグMVPに輝いた山本をめぐり、ヤンキースは多くのチームと競争することになる。すでにメッツのスティーブ・コーエン・オーナーとデービッド・スターンズ編成本部長が来日して山本との面会を済ませていたことが報じられており、フェインサンド記者は、山本の獲得に乗り出すであろうチームとして、ほかにはジャイアンツ、ドジャース、ブルージェイズをリストアップしている。

フェインサンド記者によると、ある球界関係者は「山本争奪戦は最終的にメッツとヤンキースの争いになる」との見通しを示しているという。その関係者は「両チームとも山本を本当に必要としている。だから本気で獲得を狙っているんだ。楽しみに待っていよう。とても面白いことになるだろう」と述べ、ニューヨーク2球団による激しい争いを予想しているようだ。

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