きょう8日(金)は晴れている所が多いが、土日も関東から西を中心に晴天の続く所が多くなりそうだ。週末はきょう以上に気温が上がり、昼間は季節外れの暖かさとなる見込み。ただ、東日本や西日本では広い範囲で黄砂が飛来することが予想されるため、交通障害などに注意が必要となる。また、北日本では気温のアップダウンが大きく、特に日曜日は北日本で雪が降る寒さとなる見込み。
日差しにぬくもり 日本海側の天気も回復傾向
午前11時現在、新潟県や北海道の日本海側に雨雲や雪雲がかかっているが、だいぶ範囲は狭くなってきている。午後はさらに範囲が狭まり、天気の回復する所が多い見込み。その他の各地は午後も晴れて、昼間は日差しのぬくもりを感じられそうだ。ただ、空気が乾燥しており、関東や中国地方など乾燥注意報が発表されている所もあるため、火の取り扱いには注意したい。
週末はさらに暖かく 朝との寒暖差に注意
週末はきょう以上に気温が上がり、昼間は平年を大幅に上回る暖かさとなりそうだ。最高気温は関東から西では土日とも19℃前後の予想で、仙台でも土曜日には同じくらいまで気温が上がる見通し。昼間は上着が邪魔なくらいの暖かさとなるが、朝との気温差がかなり大きくなるため、服装選びや体調管理に注意が必要だ。
東・西日本は広く黄砂飛来のおそれ
また、東日本や西日本では広い範囲で黄砂が飛来することが予想され、視程(水平方向で見通しの効く距離)が10キロメートル未満となる見込み。呼吸器に疾患がある方やアレルギー体質の方は注意した方がよさそうだ。また、視程が5キロメートル未満となった場合には、交通への障害が発生するおそれもある。洗濯物や車への付着にも気を付けたい。
北日本は気温乱高下
あす9日(土)は北日本でも気温が高く、北海道でも10℃を超える予想だが、あさって10日(日)には気温が急降下する見込み。日曜日の最高気温は札幌で5℃の予想で、断続的に雪が降りそうだ。青森でも8℃と一けたの寒さで、一時的に雪が降るかもしれない。(気象予報士・多胡安那)