【園田金盃】吉村「理想的な展開」スマイルミーシャがV…ラッキードリームは3着

12月7日、園田競馬場で行われた11R・園田金盃(3歳上・ダ1870m)は、吉村智洋騎乗の2番人気、スマイルミーシャ(牝3・兵庫・飯田良弘)が勝利した。アタマ差の2着に3番人気のツムタイザン(牡5・兵庫・木村健)、3着に1番人気のラッキードリーム(牡5・兵庫・新子雅司)が入った。勝ちタイムは2:03.3(良)。

スタートを五分に出た1番人気のラッキードリームが、ハナへ行く構え。スマイルミーシャはそれを見て運ぶ形。「ラッキードリームが前にいたのはラッキーでしたね。内をロスなく立ち回って、理想的な展開でした」と振り返った吉村騎手。結果、エコロクラージュがハナを奪ったが、1周目正面でベラジオソノダラブが、抑えるぐらいならと思い切って先頭へ。スマイルミーシャは内でうまく脚がたまっていた。「(マークしていた)ラッキードリームは交わせると思ったが、外から手応えよく上がってきた馬がいた」と鞍上は話す。4コーナーで目標をツムタイザンに切り替えた好判断で、アタマ差しのぐ結果につながった。2着のツムタイザンは、杉浦騎手が「理想的な運びができた」と話したように、外枠スタートから、道中でうまく内へ潜り込み、スパートのタイミングもばっちり。勝った相手が強かった。1番人気のラッキードリームはスタートを出て、理想的な競馬をして3着。兵庫に転入して以来、初めて地元馬に先着を許した。

「来年はコウノトリ賞から」

園田金盃 口取り (C)兵庫県競馬組合

スマイルミーシャを管理する飯田師は「上がってからの状態次第ですが、来年1月11日のコウノトリ賞(ダート1870m)から、4月に行われる新設の交流重賞、兵庫女王杯(Jpn3・ダート1870m)を目標にしていく予定です」とのこと。

スマイルミーシャ 11戦9勝
(牝3・兵庫・飯田良弘)
父:カレンブラックヒル
母:クリスマドンナ
母父:シンボリクリスエス
馬主:松野真一
生産者:猿橋義昭

【全着順】
1着 スマイルミーシャ
2着 ツムタイザン
3着 ラッキードリーム
4着 アキュートガール
5着 エイシンビッグボス
6着 メイプルブラザー
7着 ベラジオソノダラブ
8着 シェナキング
9着 エコロクラージュ
10着 エイシンダンシャク
11着 フィアットルクス
12着 コスモバレット

© 株式会社競馬のおはなし