今回は2023年秋の100均キャンプギア特集です。100均のキャンプギアたちは秋も熱いです!今回はセリアから結構良いものがでております。また、ダイソー・キャンドゥでも新しいものを買ってきたので、それぞれをご紹介していきます。
セリアギア【1】ヒノキ鍋敷ミニ 税込110円
まずセリアの1つ目。「ヒノキ鍋敷きミニ」という商品です。
十字の五徳型鍋敷
面白い形をしていますが、仕組みとしては2枚を組み合わせる十字型の五徳です。
カーブがかかってる面があり、状況次第でどちらを上にしても使えるそうです。
開封するとヒノキのいい香りがします。
穴の中も色がついているので、塗ってあるか焼いてあるかはわかりませんが、どちらにしてもいい雰囲気のツートンカラーになっています。
面白いのはカーブがかかってる方を上にしても使えるということ。
この形状を活かすなら、例えば面積の広いケトルやクッカーを置くときに五徳の接地面が最小限で済みます。
シェラカップを置くとピッタリという感じではありませんでしたが、スノーピークのチタンシングル220はちょこんと収まって、カーブのおかげで押しても固定されるような形にもなっています。
逆にカーブ面を下にすると、地面との接地面積が最小限になるので、地面に置いたりする時は汚れ具合を抑えられるかもしれません。
木製なので結構軽く、重量は17.4g。
木材がヒノキですから、水に濡れたりしても割と強い方だと思います。
さらに、分割するとコンパクトなので、道具入れの片隅に入れておいても邪魔になりにくいです。
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便利で雰囲気の良いアイテムなんじゃないかなと思いますが、見た目も可愛いし1個持っておいてもいいんじゃないでしょうか。
セリアギア【2】ジョイントハンガー 税込110円
続いては、ジョイントハンガーです。
コンパクトなお役立ちハンガー
アウトドアの衣類やタオルをかけるハンガーということですが、コンパクトでしかも軽いんですよ。
その分耐荷重は800gまでとなっております。
2本の棒をつなぎ合わせるだけのようなのでとても簡単です。
焚き火パーカーをかけてみると、普通にかけられますね。
これは本当に軽くてコンパクトだから、11gしかありません。
なので山歩き等に持って行ってもあまり荷物になりませんし、服やタオルなど何か干したい時にこういうのがあると役に立つシーンもあると思います。
旅行や出張などでも便利かもしれませんね。
普通にジャケットとかかけても肩のラインまでしっかりは支えられていませんが、ヒモがあるおかげで襟はちゃんと収まってる感じがします。
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キャンプ・旅行・出張などにいいんじゃないでしょうか。
セリアギア【3】太陽光でつける火おこしセット 税込110円
続いては、太陽光でつける火起こしセットです。
集光板・黒い紙・麻紐の火おこしセット
黒い紙と麻紐が消耗品ですが、カード型の集光板はいざという時の火起こしアイテムとしてずっと持っておけるんじゃないでしょうか。
使用方法も写真付きで解説されています。
- 紙と麻紐を適当なサイズに切り、麻ひもは繊維になるまでほぐして丸めておきます。
- 火バサミなどを使用し紙で麻を優しく包むように挟み、集光板で太陽光が1点に集中するよう角度を調整し紙に当て続けます。
- そして光を当てながら風を送ります。
- 順調に行くと煙が出て中心が赤くなってきます。
- 温度が十分に上がると一気に発火します。やけどには十分ご注意ください。
しっかり重要なことが書かれています。
「本品のご使用によって発生した事故や怪我、または、テントや衣服の破損などいかなる損害につきまして、弊社では一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承ください」
家で気軽に試したりすると火事になってしまうので、ちゃんと消火の準備も備えた状態で行わないといけません。
麻紐と黒い紙は結構大きいから、何回も使えそうです。
そして、集光板は普通に何か観察したい時に拡大できるので、虫眼鏡代わりにもなります。
実際に着火してみます。
麻紐をほぐして、紙は折り目に沿った大きさぐらいに切ります。
これを海苔巻きのように巻いてふわっとさせた状態で火ばさみで持ちます。
焦げてきたり着火して驚いて手を放したりするといけないので、くれぐれも周りに燃えるものがない環境で火傷や火事に注意して行わないといけません。
集光板を使ってみると、光が集中してすごい熱くなりそう。
すぐ煙がつきました!早い!
それだけ高温になっているということですね。火傷にならないよう、手に当てたりしないよう注意しましょう。
あとは、光がしっかり集中するようにして風を送りましょう。
火が着きました。最初は光だけ当ててみたのですが、それだと焦げるくらいでした。さらに、風を送ってあげると着火してくれました。
おや、、空が少し曇ってきました。
当たり前ですが、お日様の力にかなり左右されてしまいますので、曇ってる状態だと全然光が集まりません。
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火がついてもすぐに消えてしまうので、実際に焚き火をする時は、この後すぐに火がつきやすい着火剤などに移す必要があります。いつもの火起こしと違うやり方をしてみたいときは、意外と楽しいかもしれません。昼間限定ですけどね。
カード型でコンパクトなので、サバイバルツールとして一つ持っててもいいかもしれませんね。
セリアギア【4】収納ボックス用フック 税込110円
続いては、収納ボックス用フックです。
つけたまま蓋もできる便利なフック
収納ボックスの縁に引っ掛けられるフックということで、あえて商品名は書いてありませんが、どう見てもトランクカーゴですね。
幅約15mm以下の小物が引っ掛けられるそうですが、収納ボックスの縁の幅もそのくらいの箱ということになると思います。
プラ製の何の変哲もないフックです。
無印良品の頑丈ボックス(トランクカーゴとほぼ同じもの)にもひっかけられて、蓋も閉まります。
普段からつけておいてもいいなとも思えます。
色々と便利に使えそうですが、小さなランタンやゴールゼロもかけられます。
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耐荷重は300gということなのであまり重たいのは引っ掛けられませんが、トランクカーゴに常時つけておいてもいいんじゃないかなと思える、とても便利そうなフックでした。
セリアギア【5】ランタンバッグ 税込110円
続いては、ランタンバッグです。
ランタンケースがついに110円で登場
このタイプのランタンケースが、ついに110円で出てしまいました。
高さ27cmまでOKということなので、これはフュアハンドやデイツの売れ筋ランタンが入るように作ってきましたね。
生地の薄さは100円ぽい感じですが、実際110円なのでいいじゃないですか。
とは言ったものの、この薄さなので、ランタンを衝撃から守ってくれる防御力はそんなに高くないかなと思います。
早速フュアハンドを入れてみると、かなりぴったり。しかもランタンを入れると割と形が整いました。
高さもぴったりなので、ちゃんとしたランタンケースに見えますね。
ガラスのホヤ等が心配な方は、何か巻いてあげてもいいかもしません。
キャプテンスタッグのランタンはフュアハンドより少し背は低いですが、中サイズを入れてみるとほぼピッタリサイズ。
小サイズを入れるとだいぶゆとりがあるので、燃料ボトル等も一緒に入れられそうです。
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とにかく最安のランタンケースであることは間違いないでしょうし、中をDIYで強化したり、ワッペンでデコレーションしたりするとちゃんと使えるケースになる可能性を秘めている感じがします。
セリアギア【6】折り畳み炭取りスコップ 税込110円
続いて、折りたたみ炭取りスコップです。
炭取りタイプのスコップに可愛い色が登場
以前に私ご紹介したのは普通のスコップのタイプでしたが、これは炭取り用ということで平らになってます。
それもちょっと前に出てたと思いますが、新色なのかかわいい色が出てました。
炭取りタイプは買ってなかったので、いい機会だなと思い購入してみました。
しっかりしていますね。
炭に使うのはもちろん、焚き火台や薪ストーブを片付けたりする時も役に立ちそうですよね。
折りたたみ式なのでたためますが、ちょっと固いので力が必要です。
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コンパクトになるので一つ持っておいてもいいかもしれませんね。
ダイソーギア【1】CB缶カバー 税込220円
続いてはダイソーです。まずはCB缶カバーポケット付きで税込220円。
かっこいいCB缶カバー
面白い形のCB缶カバーが出てきました。
もともと普通の巻くだけのカバーというのは売ってたと思いますが、ポケットがついています。
まずは肝心なことを確認「燃焼時はカバーを外してください」
ダイソーのガス缶カバーは、燃焼時はつけちゃダメと書かれてるのがほとんどです。
一応、飾り兼ガス缶を保護するカバーということになっています。
これについては、リスクについてメーカーそれぞれ考え方が異なってくるので、とりあえずこれは「火をつけるときは使わないでね」という商品です。
出してみるとかっこいい。フェイクレザーですが、なかなかよくできています。
デイジーチェーンまでついています。
まずはガス缶に巻いてみましょう。生活感たっぷりのデザインから、一気にかっこよくなりますね。
以前のすっきりした形も良かったけど、これはこれでだいぶかっこいい感じになりましたね。
ポケットには何を入れようか?
ポケットには何を入れる等書いてはいませんが、この形なのでマッチかライターということになりますよね。
ライターが入りそうですが、SOTOのスライドガストーチとかはこのポケットに入るようなサイズではないかな。…と思いきや!入りました。
閉まらなくはなりますが、なんかかっこいい。
マイクロトーチはいい感じです。
従来品のスライドガスポーチも入れてみると、生地がちょっと伸びるので入らなさそうで入りますね。
ちょっときついけど、なんとか収まります。
閉まらない蓋が不格好なので、スライドガストーチでしか使わないと言うなら取っちゃうか、何か改造して付け加えるか、という感じになるのでマイクロトーチ系の方がいいのかなぁと思います。
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220円で買えるかっこいいガス缶カバー、いかがでしょうか。
ダイソーギア【2】氷点下保冷剤840gビッグサイズ 税込330円
続いては、氷点下保冷剤ビッグサイズ。よく冷えるダイソーの保冷剤の、氷点下タイプです。
氷点下タイプ&ビッグサイズでコスパ良し
以前保冷剤の比較実験をしたのですが、ダイソーの保冷剤はよく冷えました。
それを0℃以下にできる氷点下タイプ。しかも1個が840gのビッグサイズということで、これが330円はかなりコスパがいいんじゃないかと思って購入しました。
このタイプの保冷剤はロゴスさんのが有名ですが、今回せっかく購入したので凍らせてみて比べてみたら面白そうじゃないですか。
ただ、凍らせるのに時間かかるんだよね。24時間と書かれています。
完全に凍結すると白っぽくなるはずなので、まずは丸1日凍らせてみました。しっかり白くなって凍っています。
検証準備
それでは検証を開始しますが、今日のこの部屋の室温が26.6℃。湿度も高いので蒸し暑く感じます。
比較してみるのはロゴスさんの氷点下パック倍速凍結のLサイズです。
もう一つがキャプテンスタッグさんの昔ながらの青色の普通の保冷剤ビッグサイズ。
それぞれ保冷剤の重さが、全く同じではありません。
だから、どうしてもその差が結果に影響してきてしまいますが、今回のダイソーの保冷剤は微妙な重さ容量になっておりまして、同じくらいのものを探せませんでした。
それぞれの重さを測ってみると、ダイソー854g、ロゴスは実際には944g。さらにキャプテンスタッグは実際には980gでした。
ダイソーだけがちょっと少ないので、結果も若干容量が少ないというのを加味して見てもらえるといいかなと思います。
今回は7Lの発泡スチロール箱、同じものを3つ用意しまして、中には前もって予冷するための別の保冷剤がそれぞれ入っています。
これからそれぞれ検証する保冷剤を入れていきますが、1回入れたらあとは蓋開けないように「刺せるタイプの温度計」で、庫内の温度だけを測っていこうと思います。
序盤では「庫内の温度が低ければ低いほど冷却力が高い」ということになりますし、その後は「低温環境が長く続けば続くほど保冷時間が長い」ということになりますから、その2つの能力で見ていきます。
検証開始
では始めます。まず箱から予冷した保冷剤を出して、それぞれの保冷剤をいれ、時間を計っていきましょう。
各時間おきに、庫内の温度を計測します。
検証結果は下記表にまとめました。
検証結果
8時間後には、ダイソーとキャプテンスタッグが並びました。
ダイソーは氷点下タイプなので序盤は温度が低く、6時間後くらいから急に上がってきている感じがします。
対して、キャプテンスタッグの普通の青色の保冷剤は、緩やかに上がってきています。
おそらくこの先は、ダイソーの方がより温度が上がっていく展開と考えられます。
もちろん ロゴスの氷点下パックも、傾向としては同じです。最初は低くて途中から上がり始めている、上がり幅としては2時間ごとに1℃以上上昇しているので、同じようにどこかで青色保冷剤と交わるところが出てきそうです。
氷点下タイプは序盤の冷却力が強いので、
- アイスや飲み物などより冷たく冷やしたい場合は「氷点下タイプ」
- 長い時間じっくり冷やせればいいという場合は「普通の青色のタイプ」
…で問題なさそうということですね。
ロゴスの氷点下パックは、人気商品だけあって冷却力が非常に高いなと思います。
キャプテンスタッグは、おそらく特にブランドの特徴とかいうわけではなく、従来からよくある青色のタイプの保冷剤です。温度変化が緩やかで、コスパも良いタイプということですね。
今回のダイソーの330円保冷剤は、ちょっと容量少なめなのにこれだけの結果を出しているなら、大型保冷剤としてはかなりコスパが良いタイプだと言えるのではないでしょうか。
中を見てみると、まだしっかり凍っています。
キャプテンスタッグは表面温度6.9℃。ロゴスは表面温度0.5℃。ダイソーは0.6℃。
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今回使った800g台の大きな保冷剤だと、やはり8時間経ってもまだまだ冷えているので、長く使えるタイプということがわかりました。
ダイソーギア【3】レザー風ハンギングチェーン 税込330円
続いては、レザー風ハンギングチェーンです。
素材と質感にこだわったハンギングチェーン
ハンギングチェーンは、最近は100円ショップでも見かけるようになってきていますが、素材と質感にこだわってるのは今回ちょっと新しいですね。
ケースまでついています。
実際は「ポリエステル」と「フェイクレザー」ですが、ケースはコットンのような風合い、チェーンは革のようなフェイクレザーの質感にこだわっている感じになっています。
1箇所ナスカンもついていて、全体の長さは1.6から2.8mまで調整できます。
両端をタープポールなどに引っ掛けておいて、上の方に張ればちょうど真ん中あたりにナスカンが来て、ランタン等も引っ掛けることができそうです。
そしてフックやカラビナを使えばいっぱいかけるところがありますから、ハンギングチェーンの質感や雰囲気にもこだわりたいなっていう人には、意外と良さそうではないでしょうか。
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ケースもついて、コンパクトに収まるいい雰囲気のハンギングチェーン。330円は結構安いと思いますよ。
キャンドゥギア【1】LEDキャップライト 税込330円
最後は、キャンドゥからLEDのキャップライトが出ていました。
キャップのツバに付けられるLEDライト
帽子につけられるライトということですが、200ルーメンあり、まあまあ明るいですよね。
結構大きいですが、帽子のつばの形に合わせて薄型でカーブしています。
キャップを用意して当ててみると、つばにぴったり。
これで、自分の正面や下を向いた時は手元を明るく照らしてくれるんですね。
電池を入れてスイッチを押すと、最初が「強」、次が「弱」、もう1回押すと「オフ」。これを繰り返すようになってます。
電池4本入れた状態での重さは、86gです。
キャップにつけると、ちょうどツバの裏側にスイッチが来る感じになるので、1回押すと照らせます。
かぶってみて作業台を見てるのでつけてみると、ちょうど目線の先が明るく照らされてヘッドライトと同じ感覚です。
だから、かぶってればヘッドライトのように使えるし、ちょっと置いとこうかって時はどこかこんな風にして照らしてあげてもいいかもしれませんね。
あと防水ではなさそうですが、帽子のツバで少々の雨なら防いでくれそうです。
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防災用品とかアウトドアでの作業と、サブのライトとしてあったら便利なシチュエーションはありそうですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
2023年秋の100均キャンプギアも、安くて楽しく遊べるアイテムがたくさん出ておりました。
というわけで、今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。