テレ東系では12月17日に日曜ビッグバラエティ「TVチャンピオン3」（午後6：30）を放送する。1992年に誕生した、さまざまなジャンルの王者を直接対決で決める伝説の番組「TVチャンピオン」。06年には「TVチャンピオン2」に改題し、一度はその幕を閉じたが、今回スタッフが再集結し、令和の世に15年ぶりにリブートする。第1弾となる今回は、「手先が器用選手権」「和菓子職人選手権」「ダンボールアート王選手権」を開催する。
サイコロタワーやトランプピラミッドなど、人間業とは思えない無理難題を選手たちに要求し、「大食い選手権」と並ぶ「TVチャンピオン」の名物企画だった「手先が器用選手権」。そのすべてをクリアしていった伝説のチャンピオン・原口氏と、手先が器用な令和世代代表が制限時間12時間の“5円玉ドミノ早立て糸通し”で激突する。リポーターは番組を知り尽くす男、中村ゆうじだ。
見事な職人技に多くの視聴者が魅了され、番組の最高視聴率をたたき出した「和菓子職人選手権」。その中で三度もチャンピオンに輝いた和菓子王・松田氏と、令和の時代に現れた新星が、和菓子で定食を再現する“そっくり和菓子定食”で雌雄を決する。リポーターを務めるのは、アルコ＆ピース・酒井健太。
SDGsの影響もあり、家具にも利用されるなど近年その注目度が高まっている“ダンボール”。そのダンボールを使用した多彩な造形を競う「ダンボールアート王選手権」では、人気YouTuber・段クリエーターと造形の革命児が、競技時間30時間での“超リアル再現対決”で激突する。リポーターはチャンス大城。
スタジオMCを務めるのは、チョコレートプラネット（松尾駿、長田庄平）。「伝説の番組『TVチャンピオン』のMCをやらせていただけるなんて光栄です。小さい頃から見ていたので、あのクオリティーを今再現できるのかなと思ったんですけど、すごかったですね。当時の『TVチャンピオン』からさらにグレードアップしていたと思います。『手先が器用選手権』は、もしかしたら復活の初っ端にチャンピオンなしっていう可能性もありましたので、そこもハラハラしながら見ていただければなと思います」と、思わず息をのむ対決だったことを明かした。
対決を見守るスタジオゲストとして山之内すずも出演。「大人の方がよく“『TVチャンピオン』はテレ東の宝やっておっしゃっているのを聞いていたんですけど、その理由が本当によく分かりました。『TVチャンピオン』の放送が終わった15年前はまだ7歳で、『TVチャンピオン』という名前は知っていたけど、リアルタイムで見た記憶はなかったので、新しい感覚で見させていただきました。『手先が器用選手権』は、自分もその場にいるかのような感覚で見ていましたし、何回叫んだことか。まだまだ見足りないというか、こんなに一気に編集でなくなってしまうんやって（笑）。これを機に、過去の回も振り返りたいなと思いました」と感想を話した。Z世代をも魅了したようだ。
さらに、芸能界No.1の“テレ東フリーク”として知られるスタジオゲストの伊集院光も「これ褒め言葉ですよ？ “相変わらずどうかしている”。青春時代に出してもらった番組で、この時代に復活できるのかなって心配したんですけど大丈夫です、“どうかしています”。もし今『リポーターやってくれよ』って言われてもお断りしますけども（笑）。でもあの時の熱さがさらにパワーアップしてるんじゃないかって思いました。今回初めて『TVチャンピオン』を知った方に“俺、若手の頃に『TVチャンピオン』に出てたんだぜ”って自慢できる感じがしましたね。見どころは、すっかり膝も悪くなった伊集院さんが思わず立ち上がってます（笑）。あまりに感情移入しすぎて」と熱弁。
もはや伝説の現場リポーターでる中村は、「また『TVチャンピオン』で司会をやれるなんて夢にも思っていませんでした。しかも『手先が器用選手権』！ 私が初めて『TVチャンピオン』で司会をしたのも『手先が器用選手権』でした。今回の特番も大変な試合になりました。最後は泣きそうになり、精いっぱい我慢しました。なぜそうなったのかは、ぜひ番組をご覧ください」と感慨深げに述べた。
「和菓子職人選手権」の現場リポーターを担当したアルコ＆ピース・酒井は、「昔から見ていた番組に携わることができて、非常にうれしい思いでいっぱいです。大先輩の中村ゆうじさんに追いつけるように頑張ります！ 心技体、すべてが詰まった決戦で、すべてが見どころでしたが、強いて言うなら“舞い”です。ぜひご覧ください！」と見どころをアピール。
「ダンボールアート王選手権」を見届けた大城は、「ダンボールアート王さんの執念、集中力、諦めない心、本当に勉強なりました。見えない部分の作業も手を抜かない、神は細部に宿ると教えられました。スタッフの皆さんも、集中力がすごく、いい映像を絶対に撮ってやろう、い音を撮ってやろうという気迫がすごかった。ダンボールアート王さんもスタッフさんも全員カッコよかったです」と現場の空気に圧倒されたことを報告している。
