FC大阪のFW武田太一が26歳で現役引退を決断「何一つ恩を返せずに引退を決意したことを大変申し訳ない」

プロキャリアでの出番は限られていた武田太一[写真:©︎J.LEAGUE]

FC大阪は8日、FW武田太一(26)の現役引退を発表した。

武田はガンバ大阪ユース出身で、早稲田大学から2020年に徳島ヴォルティスへ加入。2021年にAC長野パルセイロ、2022年にFC大阪へ期限付き移籍。今シーズンから完全移籍に切り替わった。

FC大阪では公式戦の出番なし。長野時代に明治安田生命J3リーグで6試合に出場していた。

武田はクラブを通じてコメントしている。

「リリースがあったとおり、今シーズンで引退することを決意しました。サッカー選手人生を振り返ると4年間の大半をリハビリに費やし、苦しいことが多々ありました」

「その中でも試合に絡めない僕のことを応援してくださった各チームサポーターの皆様、様々な援助をしてくださったスポンサー企業の皆様、リハビリばかりの僕を受け入れてくれたクラブ関係者の皆様とチームメイトへ心より感謝申し上げます」

「皆様の声援があったからこそ、心折れることなくリハビリと向き合い、今日この日まで頑張り続けることができました」

「ケガをしている大学生時代の僕にオファーをくださった徳島ヴォルティス」

「徳島で満足いく結果が出せない中、受け入れてくれた長野パルセイロ」

「試合に出られずとも、2年間在籍させてくださったFC大阪」

「所属した3チームへは、何一つ恩を返せずに引退を決意したことを大変申し訳なく感じ、悔しい気持ちでいっぱいです」

「だからこそ、今後続く長い人生の中でサッカー選手としてではなく、新しい僕なりの形で恩返しができるよう精一杯頑張ります」

「4年間、僕のサッカー人生に携わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございました」

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