絶景!そびえる巨大イチョウ、寺で幻想的ライトアップ 高さ31メートル輝く 今月中旬まで見頃 樹齢700年のすごさ

境内でライトアップされたイチョウの巨樹=6日、東松山市岩殿の正法寺

 「岩殿観音」の名で知られる埼玉県東松山市岩殿の正法寺(中嶋栄住職)で、推定樹齢700年の大イチョウのライトアップが行われている。黄色に色づいた葉がライトに照らされて闇夜に浮かび上がり、神々しい雰囲気を漂わせている。

 正法寺は奈良時代の養老2(718)年の開山とされ、中世の比企氏や北条政子ともゆかりがある。坂東札所の十番の寺でもある。大イチョウは高さ31メートル、幹回り11メートル。盛り上がった根がヘビのように複雑に絡み合っている。

 住職の妻の中嶋友子さんによると、黄葉は現在がちょうど見頃。例年より色づきがやや遅くなったが、葉の付き具合は良いという。見頃は12月中旬ぐらいまで。ライトアップは見頃の間続ける。点灯は午後4時半~同9時。

 問い合わせは、正法寺(電話0493.34.4156)へ。

© 株式会社埼玉新聞社