元フランス代表DFパトリス・エブラ氏が、古巣マンチェスター・ユナイテッドへの懸念を口にした。イギリス『ミラー』が伝えている。
サー・アレックス・ファーガソン監督時代晩年のユナイテッドにおいて、不動の左サイドバックとして輝きを放ったエブラ氏。抜群の安定感に効果的な攻撃参加…クラブ通算379試合に出場し、プレミアリーグを5度、チャンピオンズリーグ(CL)を1度制した紛れもないレジェンドだ。
そんなエブラ氏がオールド・トラッフォードを去って9年余り、ユナイテッドは6日、プレミアリーグ第15節でチェルシーに2-1と勝利。『Amazon Prime』のコメンテーターとしてこの試合を見守ったエブラ氏は試合後、こんなことを語った。
「何かが間違っている…ルーク・ショー。彼のプレーが良かろうが悪かろうが、私は彼がセンターバック(CB)としてプレーする姿など見たくない。彼は正真正銘の左サイドバックだ。ヴァランやマグワイア、リンデロフがいるのに…」
「今日は左サイドバックだったが、時折彼がCBでプレーする姿を見る。私もユナイテッドでCBを務めたことがあるが、それは緊急事態が発生した時のみ…ユベントスでもCBをやったが、それも年齢を重ねていたから。ショーはCBをやるにはまだ若い」
ユナイテッドはチェルシー戦前の第14節でニューカッスルと対戦した際、本職CBのラファエル・ヴァランを90分間ベンチに置き、ショーがCBとしてフル出場。エブラ氏としては、フランス代表で共闘したこともあるヴァランを差し置いてショーがCB起用されることを疑問視しているようだ。
「今日はショーが本来の左サイドバックで見れて本当に嬉しい。個人的にはこの方が最終ラインのバランスが安定すると考えているんだ。もしショーがCBだったら、そのプレーが良くても悪くても称賛する気になれない」
「CLを4度制したCB(ヴァラン)がいるのに、その選手は11人にいない…」