ラツィオのサッリ監督を伊識者が批判「同じ選手がプレー」「変化を加えない」 鎌田は途中起用が続く

写真:“メンバー固定”を批判された、ラツィオのサッリ監督

ラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督に対して、イタリアの識者が物申した。

サッリ監督は、これまでナポリやチェルシー、ユヴェントスといったクラブで指揮を執ってきた。2021年にラツィオの監督に就任すると、昨季はセリエAを2位でフィニッシュ。今季はリーグ戦と並行して、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を戦っている。

イタリアメディア『La7』のジャーナリストであるアンドレア・プランディ氏は、ローマのラジオ局『ラディオセイ』の番組内でサッリ監督の選手起用に疑問を呈した。

「サッリは、機能する体制を見つけると、何も変化を加えようとしたがらない。この手法には限界があると思う。たとえば、(ルカ)ペッレグリーニは出場するたびに好印象を残しているが、一度起用されなくなると姿を見かけなくなる」

プランディ氏は、サッリ監督のレギュラーメンバーを固定するやり方を批判。固定メンバーで戦い続けた結果、負傷離脱者が相次いでいる点も指摘した。

今夏にラツィオへと加入した日本代表MF鎌田大地も、サッリ監督の下で十分な出場機会を得られていない。今季は公式戦17試合に出場して1ゴール1アシストをマークしているものの、途中出場が多く、本領を発揮しきれていないのが現状だ。

プランディ氏は「厚い選手層を手にするために移籍市場で頑張ってきたにもかかわらず、いつも同じ選手がプレーしている」とコメント。「もっとローテーションするべきだ」と、現在64歳の指揮官に進言した。

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