不調は過去の話? 三笘の“復活劇”を現地メディア称賛「はるかに優れた出来」、指揮官も「彼のクオリティは誰もが知っている」

写真:ブライトンの三笘に完全復活の兆し? ©Getty Images

現地時間12月6日に行われたプレミアリーグ第15節のブレントフォード戦で、ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫が先発フル出場を果たした。

三笘は、11月シリーズに臨んだ日本代表に招集されたものの、負傷により途中離脱。11月30日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第5節のAEKアテネ戦で復帰を果たしたが、その後の現地メディアの評価は芳しくなかった。

だが、ブレントフォード戦に先発した三笘は、主戦場の2列目左サイドで持ち前の切れ味鋭いドリブルを披露。1点ビハインドの状況で迎えた前半31分には、ドイツ代表MFパスカル・グロスの同点弾をアシストした。

さらに三笘は、後半に入ると勢いを加速させる。52分にイングランドU18代表MFジャック・ヒンシェルウッドの逆転弾につながるパスを出すと、チームの2-1での勝利に大きく貢献した。

試合後、各メディアは三笘の“復活劇”を好意的に捉えた。ブライトン専門メディア『WE ARE BRIGHTON.COM』は「7.75点」を付け、「はるかに優れたパフォーマンス」と称賛した。

「『スタンフォード・ブリッジ』(12月3日に行われた第14節のチェルシー戦)でミトマを休ませるというロベルト・デ・ゼルビの決断が功を奏した。試合開始後10分間でトレードマークのドリブルを2、3回決め、実力を十分に発揮。グロスのゴールをお膳立てしただけでなく、ヒンシェルウッドにクロスを送ったグロスへとボールを供給し、勝利に大きく貢献した」

また、デ・ゼルビ監督は試合後に「ミトマのクオリティは誰もが知っている」とコメント。ここ最近は疲労とコンディション不良で調子を落としていた三笘だったが、どうやら完全復活の兆しが見えたようだ。

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