泉房穂氏が野党に〝喝〟「自民もひどいが、立憲も維新もひどい」「見るべきは財務省ではなく国民の顔」

兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏が8日、X(旧ツイッター)を更新。自民党派閥のパーティー収入からのキックバック疑惑などで与党への不信感が高まっている中でも、野党の支持が伸び悩んでいるとみられる現状を受け、有力野党であるはずの立憲民主党と日本維新の会に〝喝〟を入れた。

泉氏は「〝自民〟もひどいが、〝立憲〟も〝維新〟もひどい。国民からすれば、どっちもどっちの状況で、〝自民〟にNOだからといって、〝立憲〟や〝維新〟にYESにはなっていない。政治は金儲けや出世の手段ではない。政党よ、国民のための政策を語れ!見るべきは、財務省ではなく、国民の顔だ」と訴えた。

泉氏は7日に国会内で行われた立憲民主党議員らの会合で講演。次期衆院選に向けて「救民内閣」の発足を主張したという報道を受け、同日夜に更新したXに「自民もひどいが、立憲もひどい。国民からすれば、どっちもどっちの状況で、自民にNOだからといって、立憲にYESにはなっていない。その理由は、立憲も国民を向いた政党になっていないからだ。立憲よ、国民のための政策を語れ!財務省にひれ伏す立憲に未来などない」と投稿しており、一夜明けて、改めて「維新」も含めて野党に呼びかけた。

泉氏は2002年10月に殺害された民主党の元衆議院議員・石井紘基氏(享年61)の遺志を継いで03年に兵庫2区から民主党公認で出馬して衆議院議員になっている。同氏は8日朝にも衆議院議員会館の会議室で行われた「超党派の勉強会」で講師を務め、現職の国会議員と「救民内閣構想」についても意見交換する旨を投稿した。

泉氏の投稿に対し、フォロワーからは「本当におっしゃる通りです」「投票したくなる政党誰か作ってくれないかしら」「泉さん、出番です」といった声が続いた。

(よろず~ニュース編集部)

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