高木優奈は完全V ウー・チャイェンは底力発揮

高木優奈(右)がウー・チャイェンに歓喜のハグ(撮影/玉木充)

◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日(8日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6582yd(パー72)◇晴れ(無観客)

最終18番をパーで締めくくり、ガッツポーズを決めた。高木優奈が初日から首位を守る完全優勝をあげた。

「とにかく自分のゴルフに集中するってことを心がけてプレーした。きのうの誤球があったので、なかったことにするには勝つしかなかったし、この2打に泣きたくなかった」と優勝の喜びを明かした。

高木優奈は新ドライバーを投入した(撮影/玉木充)

前半5番(パー5)では今週から投入したヤマハ RMX VD59 ドライバーで残り223ydまで運び、2打目は7Wでグリーン右手前ラフまで持っていき、アプローチで1mに寄せてバーディを奪った。5バーディ、3ボギーの「70」で回り、後続に2打差の通算5アンダーで逃げ切った。

耳には “お守り”がキラリと光った。11月のプロテストに6度目の挑戦で合格。同じ神奈川出身で同学年の原英莉花からシャネルのピアスをお祝いでもらった。「試合で初めてつけましたが、パワーをもらいましたね」。原も2018年大会で優勝した。原は国内メジャー3勝を含むツアー5勝で大きく差をつけられているが、高木も一歩ずつ前に進んでいる。

「もっともっとゴルフがうまくなりたいし、もっと強くなりたい。レギュラーツアーでたくさん吸収して、シードはもちろん優勝目指して頑張りたい」と来季に向けて意気込んだ。

優勝スピーチもウー・チャイェンは日本語で(撮影/玉木充)

95期生の頂点に立ったのが、台湾のウー・チャイェンだ。「優勝できて本当にうれしい」。初日は「66」で首位発進も2日目は強風に苦しんでバーディなしの「78」で後退した。それでも今季下部3勝で賞金タイトルを手にした実力を発揮して7バーディ、1ボギーの「66」でプレーして通算6アンダーの逆転優勝を飾った。「ショットとパッティングがイメージ通りだった」と振り返った。

師匠が同じ台湾出身のト阿玉さん(台湾)。ツアー58勝のレジェンドからはメンタル面を中心に教えを受ける。「日本には強い選手がいっぱいいるので、自分のゴルフを頑張ってください」とハッパをかけられている。

来季の目標がレギュラーツアー初優勝。まだあどけない表情が残る19歳は「足りない部分はパットです」。オフは母国・台湾で調整し、2024年シーズン開幕戦へ調子をあげていく。(千葉県長南町/玉木充)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン