玉野市 課長補佐級男性を減給処分 イノシシ捕獲補助金申請一部怠る

玉野市役所

 玉野市は8日、有害鳥獣のイノシシ捕獲に対する国、県への補助金申請について事務を適切に行わず、市に多額の損失を与えたとして、市民生活部の課長補佐級男性(57)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にすると発表した。

 市によると、職員は農林水産課に在籍していた2017~21年度、地元猟友会と十分な協議や説明をせず、申請手続きの一部を怠った。猟友会は今春、損害賠償を求める調停を玉野簡裁に申し立て、解決金378万円を支払う調停案を市側が受け入れた。

 監督責任で当時の上司2人を減給10分の1(1カ月)、3人を戒告とする。処分はいずれも来年1月1日付。

© 株式会社山陽新聞社