台鉄、神戸の駅弁屋と協定 「ひっぱりだこ飯」に行列

8日、台北市の台北駅で友好協定に署名する淡路屋の柳本雄基副社長(左)と台鉄の朱来順副局長(共同)

 【台北共同】台湾鉄路管理局(台鉄)と「ひっぱりだこ飯」で有名な老舗駅弁屋「淡路屋」(神戸市)は8日、日台の駅弁交流の強化を目的とした友好協定を締結した。締結を記念し台北駅で同社の特別仕様の「ひっぱりだこ飯」を期間限定で売り出し、初日は発売前から行列ができる人気ぶりだった。

 台鉄はこれまで鉄道企業を中心に30近い日本関連の協定を結んでいるが、駅弁企業と締結するのは初めて。

 台北駅で行われた締結式に出席した淡路屋の柳本雄基副社長は「(ひっぱりだこ飯の台湾での)人気に驚いている。今後も台鉄とのさまざまな協力を考えていきたい」と話した。

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