きぬむすめ ぱんぱん菓子になった 作州黒使い風味豊か JAお披露目

県産米「きぬむすめ」を使ったぱんぱん菓子。手前は作州黒を用いたタイプ

 JA晴れの国岡山(倉敷市玉島八島)は、県産米「きぬむすめ」と勝英地域産の黒大豆・作州黒を使ったぱんぱん菓子を開発し8日、山手直売所「ふれあいの里」(総社市岡谷)でお披露目した。米の消費拡大を目指した取り組みの一環。

 管内で収穫された米を使用。専用の機械で圧力をかけ、サクサクとした食感のぱんぱん菓子に加工後、作州黒で作ったいり豆やきな粉を混ぜて風味豊かに仕上げる。

 150グラム入り380円で、同所をはじめとする管内の4直売所で同日から販売を始めた。ぱんぱん菓子のみのタイプもあり、加糖(150グラム入り330円)と、離乳食などに使える無糖(80グラム入り180円)を用意する。

 お披露目式には職員約10人が出席し、実演販売も実施。同JAは「米の栽培は天候に左右されやすく、農家は苦労している。少しでも下支えできれば」としている。

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