「雪を信じて準備を進める」暖冬・雪のないゲレンデでスキー場開き 広島・安芸太田町

この冬は暖冬が予想されていますが、広島の県北は、スキーシーズンを迎えます。本格的な雪の季節到来を願って、スキー場は営業開始の準備を進めています。

RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士 「正午すぎの恐羅漢スノーパークです。この時間、暖かいと感じるほどの日が差しています。ゲレンデには雪がありません」

広島県安芸太田町の恐羅漢スノーパークでは、8日、関係者らおよそ70人が参加して「スノーパーク開き」の神事が行われました。

11月13日には初雪が降り、その後、何度かゲレンデが白くなるくらいの積雪があったということですが、8日は、天然の雪はほどんど解けていました。

「恐羅漢スノーパーク」は、電気代などの価格高騰を理由に、去年よりも1日リフト券を100円の値上げ、周辺のスキー場との共通のシーズン券は、5000円値上げしたということです。

暖冬の予想もありますが、人工降雪機21台を備え、本格的な雪のシーズンに期待を寄せています。

恐羅漢 川本泰生 代表 「暖冬傾向にあるっていう予報もありますけど、日本海側はどか雪が降るという予報もありますので、どか雪の方を信じてですね、もう少し準備がありますので行っていこうと思います」

広島県内では、9日以降、平年よりも気温が高く20℃を超えるところも出てきそうです。その後は冬型の気圧配置が強まるため平年並か低くなる見込みです。

「恐羅漢スノーパーク」では今後20センチ程度の積雪があれば営業を開始するということで、12月20日をめどに準備を進めるとしています。

© 株式会社中国放送