成長に必要な睡眠時間が足りない 小学校で児童が睡眠について学ぶ 武豊町

テレビ愛知

子どもの成長には、「食事」はもちろんですが、「睡眠」も重要です。子どもの睡眠時間が足りないといわれる中、武豊町の小学校で「睡眠教育」が行われました。武豊町の緑丘小学校の6年生が取り組んだ睡眠教育。児童は、登校後の朝の会で睡眠の重要性や睡眠不足による影響などの話を聞いたあと、前日の帰宅後の生活を振り返り、隣の席のクラスメートと現状や改善点などを話し合いました。

緑丘小学校 近藤真也教諭:
「テレビどうしてもみたい、睡眠時間を削ってしまう。そんなことはいかんよ。睡眠時間は9~12時間、最低でも9時間は絶対取ろうね。そのために削れる部分はしっかり削りましょう」

睡眠教育を受けた小学6年:
「ゲームの時間がちょっと多いから30分くらい減らして、睡眠を午後9時から取ることができると良いと思う」

「いつも7時間くらいしか寝ていない。体にも影響が及んじゃうから早めに寝たほうが良いかなって思いました」

子どもの健康づくりに関する支援を行っているあいち健康プラザが2022年度に実施した調査結果では、平日の小学6年生の平均睡眠時間は、約8時間30分。小学生の成長に必要とされる9~12時間を下回りました。これらを踏まえ、あいち健康プラザでは「睡眠教育サポートブック」を11月発行し、学校での活用をすすめています。

緑丘小学校 澤田やす子 養護教諭:
「保健室に来た子が『調子悪い』と言って熱を測ったり、様子を聞いたりします。前の日のことを聞くと寝るのが午後10時、午後11時。遅いと12時まで起きていたという子もいました。睡眠はとても大事だということを子どもたちに伝えながら、サポートブックを活用して健康のことを伝えていきたいです」

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