魚離れを食い止めろ! 出前授業で子どもたちが地元産「メヒカリ」について学ぶ 豊橋市

テレビ愛知

魚介類の1人あたりの年間消費量が減少する中、“魚離れ”を食い止めようと、地元の魚を加工販売する豊橋の企業が小学生に出前授業を行いました。

まんてん.黒田 孝弘社長:
「メヒカリを知っている子、手を挙げて。27人中7人か、ありがとう」

8日、豊橋市の小学校で行われたのは、蒲郡市などで水揚げされる深海魚「メヒカリ」の魅力を学ぶ出前授業です。農林水産省によると、食用魚介類の1人あたりの年間消費量は2001年度のピークから約4割減少。「価格が高くなったと感じる」「調理が面倒」などの理由から“魚離れ”が起きています。

こうした現状を受け、「メヒカリ」を加工販売する豊橋市のまんてん.が「地元の魚の魅力をきっかけに魚をもっと食べてもらいたい」と講師を務めました。授業では、「メヒカリの目が黄緑色に光って見えることからメヒカリと呼ばれている」ことなど生態について学んだあと、「メヒカリのから揚げ」作りに挑戦。油を使った料理は初めての子が多い中、果たして上手にできたのでしょうか。

小学生5年生:
「(出来栄えは)1~10点でいうと8か9点。油に入れるのが怖かったけど、途中で慣れてきたからうれしい」

――自分たちで作ったメヒカリのから揚げの味はどうでしたか。

小学5年生:
「ちょっと苦みあるけどおいしい。ちょうど良い苦み」
「めっちゃうまい。作ったかいがある」

まんてん.黒田さん:
「27人中7人しかメヒカリを知らなかったことからスタート。最後は27人全員がメヒカリを知ってくれたことが、今日やった意味と価値がある。子どもたちが魚に興味を持つ、1個ずつ積み重ねた結果が魚食の普及につながると思っている」

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