特殊詐欺、G7で初めて議題に 水戸で内務・安全相会合始まる

G7内務・安全担当相会合の歓迎レセプションであいさつする松村祥史国家公安委員長=8日夜、水戸市

 先進7カ国(G7)の内務・安全担当相会合が8日、水戸市で始まった。3日間の会期中に、国際的な治安課題について議論する。特殊詐欺が初めて議題に取り上げられる他、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡って過激派組織や、共鳴する個人「ローンオフェンダー」によるテロへの懸念が高まっており、各国は共通の課題や対策を話し合う。最終日の10日に声明文をまとめる。

 会合には、米国土安全保障省など各国治安部門の代表者に加え、国際刑事警察機構(ICPO)事務総長らが出席。9日にはウクライナ支援が議論され、同国のクリメンコ内相がオンラインで参加する予定だ。

 8日は、水戸市内のホテルで歓迎レセプションが開かれた。

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