戦後を照らす大スター・福来スズ子の山あり谷ありの人生を描く連続テレビ小説『ブギウギ』（ＮＨＫ朝ドラ）。１２月８日放送の第５０回では、コンサートを経て前を向いたスズ子の父・梅吉が、改めて香川へと行くことを決めるシーンが描かれた。
梅吉（柳葉敏郎）の本心を聞いて笑顔になるスズ子（趣里）(C)NHK
スズ子（趣里）と茨田りつ子（菊地凛子）の合同コンサートは、大盛況のまま幕を閉じた。その帰り道、スズ子と父・梅吉（柳葉敏郎）はおでん屋で話をする。スズ子の歌を聴いた梅吉は六郎（黒崎煌代）の死を実感したといい、これ以上スズ子に甘えないためにも香川に帰ると話す。
香川へと旅立つ梅吉を見送ったスズ子だが、その矢先に楽団に秋田から公演の依頼が舞い込む。スズ子は「ワテらの音楽を聴きたいいう人がいるなら、どこへでも行きましょ！」と全国各地を楽団で巡ることを決めるのだった。
今回の放送では、妻・ツヤ（水川あさみ）の死以来、酒浸りの日々を送っていた梅吉が、スズ子の歌をきっかけに「今度こそ頑張りたいねん」と香川へと旅立つシーンが描かれた。
ＳＮＳではスズ子と梅吉の別れのシーンを受け、「香川に逃げるんじゃなくて、しっかり生きるために香川に行くことになって良かった」「旅立つお父ちゃん、カッケーよ！」「今日の梅吉さんキリっとしてカッコよかった ツヤさんもきっと惚れ直すわ」といった声が寄せられた。
放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。１２月１１日放送の第５１回では、各地で公演をするスズ子のもとに、大ファンだという青年（水上恒司）が現れる。土曜日はその週の振り返り。
文／つちだ四郎
