「ジャパンラグビー リーグワン」まもなく開幕! トヨタヴェルブリッツ髙橋汰地「4年後のワールドカップ出場につながるようなプレーを…」

藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMのラジオ番組「SPORTS BEAT supported by TOYOTA」(毎週土曜 10:00~10:50)。12月2日(土)の放送は、「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビー リーグワン)」トヨタヴェルブリッツ所属の髙橋汰地(たかはし・たいち)選手をゲストに迎えて、お届けしました。

(左から)藤木直人、髙橋汰地選手、高見侑里

髙橋選手は、1996年生まれ、兵庫県出身の27歳。子どもの頃、友達に誘われたラグビースクールで競技を始めると、父がラグビー経験者だったこともあり、ラグビーにのめり込みます。明治大学では、22年ぶりの大学選手権制覇に貢献し、2019年にトヨタ自動車ヴェルブリッツに加入。2022年7月のリポビタンDチャレンジカップ フランス戦で、日本代表初キャップを獲得しました。

◆より強くなった“日本代表”への思い

藤木:日本でも大きな注目を集めた「ラグビーワールドカップ 2023」フランス大会。南アフリカが4度目となる最多の優勝を決めましたけれども、決勝戦もすごい試合でしたね。

髙橋:すごかったです。(南アフリカ代表チームに)チームメイトのピーターステフ・デュトイ選手がいるのですが、決勝戦でもプレーヤー・オブ・ザ・マッチになったんです。一緒にプレーしている選手が体を張って、あの舞台でプレーしているのを見ると、やっぱり“自分も負けたくないな”と思いますね。

藤木:リーグワンで戦っている選手が世界各国の代表になっていて、リーグワンのレベルってすごく高いんだなと感じました。

髙橋:そうですね。ちょっと前から、インターナショナルレベルのプレーヤーがすごく多くなってきて、トヨタも(今シーズンから)ニュージーランド代表の選手が2人加入するので、それもすごく楽しみですね。

藤木:(W杯フランス大会では)日本代表として、トヨタヴェルブリッツからは、姫野和樹(ひめの・かずき)選手や福田健太(ふくだ・けんた)選手が招集されましたが、髙橋選手は、日本代表のワイダースコッドでした。これはどういうものですか?

髙橋:“日本代表候補”みたいな形です。(日本代表)チームはフランスにいるのですが、(ワイダースコッドの選手は)それには帯同せずに、イギリスで練習したり、試合をしたりしていました。

藤木:大会期間中に、山中亮平(やまなか・りょうへい)選手が日本代表チームに呼ばれて、すぐ駆けつけるなんてこともありましたね。

髙橋:(イギリスとフランスでは)時差もあまりないですし“もし召集されても、すぐにパフォーマンスが出せるように”ということで、そういう準備をしていましたね。

藤木:(代表選手に)何かあったら呼ばれる可能性もあるわけですし、なかなかリラックスできなさそうですが、どのような感じで準備されていましたか?

髙橋:日本代表の試合は、毎試合みんなで集まって観ていたのですが、やっぱり“自分もワールドカップに出たい”という気持ちもあるので、気持ちの面では少しだけ微妙でした。でも“日本を応援する”という気持ちは変わらずにありました。

藤木:改めて、今回のラグビー日本代表 ブレイブ・ブロッサムズの戦いはどうでしたか?

髙橋:僕もそうですけど、やっぱり、きつい合宿を一緒に乗り越えていった仲間なので、絶対に結果を出すと思っていました。2019年のワールドカップよりもまとまりを感じましたし、(ベスト8には)あと1歩届かなかったですが、すごく良い戦いを見せてくれたと思います。

藤木:では、なおさら日本代表に対する思いは変わったんじゃないですか?

髙橋:そうですね。学生時代は“日本代表”というものに入れなかったので、自分が日本代表になれるかもしれない、ワールドカップに出られるかもしれない、というところにまでこられるなんて思ってもいませんでした。

なので、学生の頃と今とでは代表に対する思いが全然違いますし、今回“日本代表になれるかもしれない”と思えたぶん、ワールドカップに出られなかったことはすごく悔しいですけど、まだ4年後にもチャンスがあると思うので、ここからのリーグ戦はすごく大事だなと思っています。

◆4年後の日本代表につながるようなプレーを

藤木:12月9日(土)に開幕が迫っている「ジャパンラグビー リーグワン」。昨シーズンの髙橋選手は、トヨタヴェルブリッツの一員として、16試合で10トライと活躍しました。また、髙橋選手のポジションはWTB(ウイング)ですが、どんなことを求められるポジションですか?

髙橋:やっぱり“トライを取るポジション”だと思うので、空いたスペースにしっかり走り込んで、スピードを使ってトライを取り切る、というのが一番重要な役割かなと思います。

藤木:“速さ”に対して、どんなこだわりがありますか?

髙橋:スパイクの中敷き(インソール)にすごくこだわっていて、知り合いの職人さんに毎年会って、直接インソールを相談しています。いろんな部位にクッションみたいなものをミリ単位で敷いていって、足の裏から、膝、股関節、足首などのバランスを整えて、パフォーマンスを上げています。

藤木:パフォーマンスは明らかに変わりましたか?

髙橋:そうですね。ギアがもう一段階上がるというか、スピードも上げやすいし、ステップも切りやすくなったので、おのずとパフォーマンスも上がっていると思います。

藤木:最後に、応援しているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

髙橋:「ジャパンラグビー リーグワン」でしっかり結果を残して、4年後のワールドカップ出場につながるようなプレーを、皆さんにしっかりお見せできるように頑張りたいと思います。ぜひ、会場にお越しいただいて、熱い応援をよろしくお願いします!

次回12月9日(土)の放送は、スピードスケート・ショートトラック日本代表平井亜実選手をゲストに迎えてお届けします。

\----------------------------------------------------
12月2日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年12月10日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
\----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:SPORTS BEAT supported by TOYOTA
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/

© ジグノシステムジャパン株式会社