秦野の名水から生まれた化粧水 横浜油脂工業のオリジナルブランド「HADANOMIZU」が好評

秦野の名水に注目して開発されたオリジナルブランド「HADANOMIZU」の化粧水と乳液(横浜油脂工業提供)

 名水百選の地・秦野市の水にスポットを当て、今年開発された化粧品が注目を集めている。市内に研究工場がある横浜油脂工業(本社・横浜市西区)が手がけたオリジナルブランド「HADANOMIZU」の化粧水と乳液は、使用する水分全てが秦野の水。来春には地元の桜をイメージした新商品の展開も予定しており、担当者は「化粧品を通じて秦野と秦野の水を全国に浸透させたい」と意気込んでいる。

 環境省の名水百選選抜総選挙「おいしさが素晴らしい名水部門」で、全国1位に輝いた秦野の水。名水をうたった関連商品は食料品では多いものの、化粧品としてはなかった。

 そこへ2007年から市内に工場を持つ同社が、地域貢献活動の一環として着手。秦野の水の特徴を生かせる商品として、水の配合量が多い化粧水と乳液を選び開発。完成したオリジナルブランド「HADANOMIZU」には、秦野の水と、“肌の水”の意味が込められている。

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