サッカーの元ブラジル代表で日本代表監督を務めたジーコさん(70)が8日、富山県射水市本町のクロスベイ新湊を訪れ、自身が監修するサッカー教室の子どもと交流した。質問に答えたほか、スキル面のアドバイスも送り「子どもたちに会えてうれしい。やる気や技術があるので、もっと成長してほしい」と語った。
昨年、ジーコさんが監修する同市のサッカー教室「ジーコ10・サッカースクール」が開講され、さまざまな国籍の子どもが練習している。今年は新たなチーム「ジーコ10チーム」を監修し、さらに高いレベルを求める小中学生を育てている。
交流会は初めてで、教室に通う子ども15人や保護者らが参加。ジーコさんは「人間形成のためにサッカースクールを開いている。教室を通していい大人に育ってほしい」とあいさつした。
子どもたちからは「初めてブラジル代表に選ばれた時はどんな気持ちだったか」「サッカーでの一番の思い出は」などの質問があり、ジーコさんが一つ一つ答えた。家の中でできる練習方法を実演したほか、試合前の心構えなども助言。サインや写真撮影にも快く応じた。
高岡市千鳥丘小学校3年の源晟太郎君は「サインをもらってうれしかった。今度は一緒にサッカーをしたい」と笑顔で話した。