福井県内の公務員に冬のボーナス支給…教員、警察官の額いくら? 県の一般行政職員74万3千円

福井県と9市の2023年冬のボーナス額

 福井県と県内17市町の公務員に12月8日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。管理職を除く県の一般行政職員(平均年齢40.3歳)の平均支給額は74万3千円で、前年同期に比べ1万3千円増となった。杉本達治知事は4万7千円増の311万円。県内9市の管理職を除いた一般職員の平均支給額は、鯖江市を除く8市で前年を上回った。

 さらに、県人事委員会の勧告に基づき年間支給月数を現行の4.4カ月分から4.5カ月分に引き上げるため、県は12月定例県会に条例改正案を提案。可決されれば、一般行政職員の平均支給額は約2万円、杉本知事は約14万1千円加算される見込み。

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 県の一般行政職員以外では、警察官(平均年齢37.0歳)が前年同期比2万1千円増の75万8千円、教員(同42.0歳)は同1万3千円増の86万円だった。特別職では副知事が244万円(前年同期比3万7千円増)、教育長は212万9千円(同3万2千円増)、県会議長は217万7千円(同3万3千円増)、県議は186万6千円(同2万8千円増)。

 県内9市の管理職を除いた一般職員の平均支給額のトップは、福井市(同40歳9カ月)で74万8832円。9市で唯一前年を下回った鯖江市は、本年度の新卒採用の職員数が多かったことなどが影響した。市長の最高額は東村新一福井市長の244万3980円だった。

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