鹿児島県西之表市の八板俊輔市長は、8日の市議会一般質問で次期市長選への立候補の意思を問われ、「政策の滞りといった指摘を受けており、残りの任期で全力を尽くして課題解消に努める中で判断したい」とし、明言を避けた。
八板市長は2期目で、任期は2025年3月18日まで。答弁では同市馬毛島の自衛隊基地整備に触れ、「だいぶ遅れていると聞いている。工事の進捗（しんちょく）を見ながら市民の声を聞き、長期振興計画の実現に向けて最大限努力する」と説明した。
八板市長は17、21年の市長選で、馬毛島の自衛隊基地整備に反対する立場を取った。馬毛島が基地整備地に正式決定した22年以降は賛否を明確にしていない。
次期市長選は25年1月下旬から2月中旬までにある見込み。
