沼津市に住む90代の男性が息子をかたる男からのうその電話を信じ、現金520万円とキャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺事件がありました。
警察によりますと、12月6日、沼津市に住む90代の高齢男性の自宅に、息子を名乗る男から電話があり「会社の書類とキャッシュカードを間違えて送ってしまった」「お父さん助けてくれない」などと言われました。
男性は、その後、2回にわたり自宅を訪れた息子の関係者を名乗る男に現金520万円とキャッシュカード2枚を手渡したということです。
さらに、男性が手渡したキャッシュカードからは、およそ210万円が引き出されていて、被害額の合計は730万円に上ります。
金融機関から不審な出金があると報告を受けた男性が、息子に電話をして、被害にあったことに気づいたということです。
警察は、親族を名乗る電話で「代わりの者がお金を取りに行くは詐欺！」と呼びかけています。
