大宮に高さ100メートルのビル誕生へ 地上21階、28年度に建築工事が完了 延べ床面積は4万平方メートル 店、銀行、オフィスも入る予定 場所など詳細は

大宮中央通り側からの外観イメージ(大宮駅東口大門町3丁目中地区市街地再開発準備組合提供)

 大宮駅東口大門町3丁目中地区市街地再開発準備組合(逸見裕一理事長)は8日、埼玉県さいたま市から再開発事業の都市計画決定を受けたと発表した。最高高さ約100メートルの地上21階、地下1階建てのビルを計画し、2028年度に建築工事完了としている。

 準備組合は22年4月に設立され、構成企業は同地域の大宮ガレージ、大宮製油合名会社、埼玉りそな銀行。建物の老朽化や道路拡幅整備事業を契機に、15年ごろから再開発の検討に着手していた。

 住所は大宮区大門町3丁目。市民会館おおみや(レイボックホール)の入る「大宮門街」の道路を挟んだ東側に位置する。計画地の面積は約6千平方メートル、延べ床面積は約4万平方メートル。鉄骨鉄筋コンクリート造。主要用途はオフィス、銀行、店舗、駐車場。24年度に再開発組合設立、25年度に工事着手、28年度に建築工事完了を予定している。

 21年度開催のコンペで、第一生命保険と竹中工務店を事業協力者に選定し、計画の検討を進めていた。新施設は高水準の環境、ウェルネス性能を備えたオフィスを中心に、低層部には銀行や店舗、緑あふれるオープンスペースを設ける。市が推進する「グリーンインフラの形成」「ウオーカブルなまちづくり」に貢献していくという。

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